公務員として働くメリットは?インターンには参加すべき?
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公務員として働くメリットは?インターンには参加すべき?

春から公務員になる学生が解説!

大学1年生・2年生のみなさんの中には、どんな業界を志望するか迷っている方も多いでしょう。公務員になることを検討している方もいると思います。ただ、実際のところがよく分かっておらず、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

 

そこでこの記事では、知っておきたい公務員の基礎知識、公務員に向いている人向いていない人、公務員インターンシップのススメについて解説しています。この記事を書いているのは、公務員就活を経験し、春から公務員として働く23卒の大学4年生です。自身の経験や周囲から聞いた話をもとに説明しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

知っておきたい!公務員に関する基礎知識

最初に、公務員に関する基礎知識をお伝えします。 

そもそも公務員とは

「公務員はすべて国民全体の奉仕者であって一部の奉仕者ではない」 

 

という言葉を聞いたことはありますか?これは、日本国憲法に記載されている公務員の説明です。公務員はすべての国民の奉仕者として、公共の利益のために働きます。公務員は、社会生活を営むうえで欠かせない存在なのです。

公務員の種類

公務員にはさまざまな種類がありますが、ここでは「国家公務員」と「地方公務員」について説明していきましょう。

 

国家公務員

名前の通り、国家に仕えて働く公務員のことです。地方公務員より大規模かつ影響力の大きい仕事ができます。日本の基幹組織である分、社会的な信頼度は高いです。 

 

例えば、総務省や文部科学省、デジタル庁などの省庁があります。専門職としては、税金を扱う国税専門官、すべての労働者を守る労働基準監督官などがあります。大学生から対策を初めても目指せるものが多いので、気になる仕事は調べてみましょう。

 

地方公務員 

特定の地域に仕えて働く公務員のことです。地域が限られているため、密着型の仕事ができます。住民の声を聞き、顔を見ながら仕事をするため、役に立っていることを実感しながら働けるのが地方公務員の特徴と言えます。

 

地方公務員には、公立学校の教師や警察官、消防署なども含まれます。地域ごとに採用選考が行われるため、民間企業や国家公務員志望の方でも併願できます。 

公務員に向いている人、向いてない人 

公務員に関する基礎知識に続いて、公務員に向いている人、向いていない人についても解説していきます。ぜひチェックをしてみてください。

公務員に向いている人 

人と社会のための仕事をしたい人

公務員の最大の特徴は、営利を目的にしないということです。すべての人と社会を支え、より良くすることを一番の目的として働きます。 人と社会に貢献できていると実感しながら働けることは、公務員ならではの魅力と言えるでしょう。

 

さまざまな仕事を経験したい人

公務員は、2~3年ごとに部署異動となることが多いです。さまざまな部署で働くことにより、豊富な経験と知識を積むことができます。そこで培ったことは、仕事はもちろん、日々の生活にも活かされることでしょう。

 

安定した生活を送りたい人

公務員は、働いている職場がなくなることは考えにくいです。解雇されることはほぼなく、収入も年功序列で安定しているため、将来設計が立てやすいでしょう。 

 

公務員に向いていない人 

高い報酬を糧に仕事を頑張りたい人

高い報酬で華やかな暮らしがしたい方は、公務員は向いていません。昇進や昇給など、自分の頑張りに応じた評価が欲しい方には民間企業が合っています。 もちろん、高い報酬や評価を得るためには、それ相応の仕事の頑張りが必要です。「がむしゃらに働き、プライベートを楽しみたい!」という方には公務員をオススメできません。 

 

専門分野のスキルを身につけたい人

一つの仕事と向き合い、専門的なスキルを身につけたい方は行政・事務職種の公務員には向いていません。公務員は、企業や人との癒着や汚職を防ぐため、2~3年ごとに部署異動が行われるからです。 しかし、公務員の仕事の中には、税金や労働のスペシャリストになれる専門職もあります。興味のある分野があればぜひ調べてみてください。 

 

競争心を持ちながら仕事をしたい人

出世をかけた周りとの競争、ノルマを達成するための自分自身との闘いなど、競争心を持ちながら働きたい方は、公務員には向いていません。プレッシャーの強さや個人の力を試したい方は、民間企業の方が向いているでしょう。 

まずは公務員インターンに参加してみよう

公務員インターンをオススメする理由 

公務員を目指すかどうか迷っている方にとっても、公務員インターンへの参加はオススメです。その理由を3点にまとめて説明していきます。

 

リアルな仕事ができる

公務員インターンでは、公務員の実務を経験できることがほとんどです。短期と長期のインターン両方に共通して言えることです。そのため、公務員の話を聞く座談会や採用説明会などとは内容が異なってきます。曖昧なイメージだった公務員の仕事が、インターンを経験することで鮮明になっていくでしょう。

 

世の中の仕組みがわかる 

将来的に公務員を目指さないことになっても、公務員インターンの経験は有意義なものとなるでしょう。というのも、世の中の仕組みをつくる側、支える側の公務員の視点を得られることは、民間企業で働くときにも大いに役立つからです。

 

実際に働く公務員に出会える

公務員の実務を経験する中で、現場で働いている公務員の方と交流することもできます。実際に会話をすることで、どうして公務員として働いているのか、仕事のやりがいや厳しさは何か、職場の雰囲気はどうかなどを知ることができます。どんなタイプの方が活躍しているかを知ることで、自分の将来を考えるときにも役立ちます。

公務員インターンも種類はさまざま 

公務員インターンの期間についても説明します。 

 

短期インターンの場合

公務員のインターンは、3ヶ月以内の短期インターンがほとんどです。 

 

インターンの内容は、実際の業務を経験できる場合が多いです。職員と一緒に働いたり、部署の雰囲気を教えてもらったりできます。公務員インターンでの経験を、面接時のネタに使っている学生もいます。民間企業の短期インターンは会社説明やグループワークのみの場合が多い一方で、実務を経験できるのは大きな魅力です。

 

長期インターンの場合

まだ少ないものの、長期インターンを受け入れている官公庁もあります。

 

短期インターンと同様、実際の業務を行うことになります。加えて、働く期間が長いことから、「自分の仕事が地域やそこで暮らす人に役立っている」と感じやすいでしょう。長期インターンは給与をもらえるため、アルバイトに費やす時間をここに充てることも可能。大学生活と両立しながら貴重な経験を積むことができます。

 

(参考記事) 

>>>インターン生と共につくる、地方創生の新たなロールモデル

公務員インターンは時期もさまざま 

公務員インターンの開催時期はさまざまですが、特に集中するのが夏の期間。その応募締切は6月中旬が多いです。春開催のインターンもあるので調べてみましょう。

 

短期インターンと言えば、大学3年生・4年生向けのイメージを持つかもしれませんが、公務員インターンは違います。大学年次を問わないもの、大学2年生で参加できるものもあります。興味がある方は早めに動き出すのも良いでしょう。

公務員インターンの探し方

大学の就職支援課で聞く

大学には、地域周辺の公務員インターンの情報が入ってきている可能性が高いです。まずは、大学の就職支援課に問い合わせてみましょう。その大学を通してのみ参加できるレアなインターンもあります。聞いてみて損はありませんよ。

まとめサイトで探す

公務員インターンの募集情報を集めているサイトが存在しています。日程などが一覧で出てくるので探しやすく、オススメの調べ方です。 

 

注意してほしいのが、すべての公務員インターン情報を網羅しているわけではないということです。国家公務員に限ったものや、各自治体のホームページでしか掲載していないものもあります。最終的には自分で調べるようにしましょう。 

気になる官公庁に絞って調べる

自分が住んでいる地域の区・市役所、都道府県庁など身近なところに絞って探すという方法もあります。国家公務員に興味がある場合は、その官公庁のHPにインターン情報が掲載されていることが多いので調べてみましょう。

 

公務員インターンは、オンラインでの開催がほとんどありません。対面で実施されることが多いので、通いやすいものを選ぶこともオススメです。

最後に

いかがだったでしょうか。公務員を目指している方はもちろん、公務員に少しでも興味を持っている方、やりたい仕事が見つかっていない方にも公務員インターンはオススメです。特に大学1年生・2年生のみなさんは、自分次第で将来の可能性を広げられます。インターンへの参加は、自分の将来を考えるうえでもいい機会となりますので、気になった方はぜひ公務インターンに挑戦してみてくださいね。

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