ブラックインターンに注意!失敗しない長期インターンの探し方
長期インターンシップ
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ブラックインターンに注意!失敗しない長期インターンの探し方

その特徴と見分け方を解説!

みなさんは「長期インターンシップ」にどのようなイメージを持っていますか?「成長機会が豊富にある」「スキルを身につけられる」と感じている方もいれば、「なんか大変そう」「ブラックインターンが怖い」と感じている方もいるでしょう。興味はあるけどどう探せばいいか分からない、と不安を感じている方もいると思います。

 

そこでこの記事では、「ブラックインターンとはどのようなものか?」「ブラックかどうかを見分けるにはどうすべきか?」などを解説していきます。23卒学生としてアルバイトと長期インターンの両方を経験した学生インターンが実体験も踏まえてリアルなところをお伝えしていきます。ぜひチェックし、参考にしてくださいね。

ブラックインターンの定義は人によって異なる

まずは、ブラックインターンの定義から考えていきましょう。長期インターン=ブラックというイメージがあるかもしれませんが、すべての長期インターンがブラックではありません。同じ長期インターンでも、人によって感じ方が違うこともあるはずです。ここでは、長期インターンがブラックと思われがちな理由から説明していきます。

一人前になるにはワークハードが必要な時期もあるから

どんな仕事にも共通しますが、初めての環境では慣れないことも多く、苦労もするでしょう。大学生活やアルバイトでも、慣れるまでは大変だった時期があるのではないでしょうか。長期インターンシップでは、アルバイト以上に裁量や責任が大きな場合もあり、ワークハードが必要な時期が出てきます。こうした時期をブラックインターンと捉えるかどうかは、最終的にその人次第で意見が分かれるでしょう。

長期インターンでは成果が求められるから

長期インターンの中には、例えば営業職などによくある成功報酬型の長期インターンもあります。こうした長期インターンでは頑張れば頑張るほど収入が増えますし、言い換えれば成果が出なければ報酬を得られないため、成果にコミットしている方が多く働いているという特徴があります。この点をプレッシャーに感じてしまったり、ブラックだと捉える人もいるかもしれません。自分の希望に合わないインターン=ブラックインターンになるわけではないということを理解しておきましょう。

明らかにブラックな長期インターンの特徴

ブラックインターンの定義は人それぞれ異なることを説明してきましたが、明らかにブラックなインターンも存在している可能性があります。その特徴について3つの種類に分類し、それぞれについて例を出しながら説明していきましょう。

(1)法律が守られていない

当然ですが、長期インターンは実際に企業で働くことになるため、働いた時間や成果に対して時給や賃金が支給されなければなりません。

 

【例】

○給料が適切に支払われていない

○有給休暇が認められない

上記以外にも、実際に働き始めたら求人情報より給料が低く設定されていた、いくら残業しても自己研さんのためという理由でサービス残業として扱われてしまう、といったケースは大問題です。すぐに周りに相談しましょう。

 

大学生のみなさんにはあまり知られていませんが、アルバイトでもインターンでも雇用契約を締結している場合、一定の条件を満たせば有給休暇を取得できます。少しでも気になる点は自分で調べたり、面接で確認したりするようにしましょう。

【2】求人内容の業務内容と実際の業務内容に違いがある

求人情報に記載されていた内容と実際の業務内容に乖離があるときも要注意です。

 

【例】

○裁量権が大きいと記載していたのに、実際はルーチン業務ばかり

○求人情報に記載されていたメイン業務に携われない

○業務を通じて成長できる機会が得られない

求人情報の記載内容や面接時の説明では「裁量が大きい」「幅広い業務ができる」「成長機会が多い」といったことをアピールしていたのに、実際にインターンを始めてみたらそうではない…という事態も起こりえます。こうした企業は、そもそも一緒に働く人材を大切にしていない、社員の成長を支援できるリソースがない、といったケースがあるので注意が必要です。疑問点があるときはきちんと確認するようにしましょう。

【3】学業および日常生活に支障をきたす

学業や日常生活に支障をきたすケースにも気をつけるべきです。

 

【例】

○大学の授業がある日にも勤務を強制される

○テスト期間中の勤務について考慮してもらえない

○業務以外の作業が多くある

授業がある日に勤務を強制される、テスト期間中の勤務について考慮してもらえないのは、充分に起こりうるケースです。学生自身でスケジュール管理を行うことも大切ですが、大学生活の事情を全く考慮してもらえないと学生と企業の間に信頼関係を築くことができず、長く働き続けることが難しいと言えます。

 

業務以外の時間にやらなければならないことがあるケースも注意が必要です。インターン生として働く以上は自己研さんも大切ですが、業務以外の時間にやるべきことがあまりに多いと、学業や課外活動にも影響を及ぼしてしまうからです。

 

インターン生として企業で働くからには、仕事を頑張るのは当然ながら大切です。しかし、学業や日常生活にも支障をきたすような職場には注意したほうがいいでしょう。

ブラックな長期インターンを見分けるためには?

明らかにブラックな長期インターンの特徴について説明してきましたが、いざ長期インターンを始めようと考えたとき、どんなポイントに気をつければいいのでしょうか。最後は、失敗しない長期インターンの探し方を解説していきます。

【1】求人情報をしっかりチェックする

まずは、求人情報をしっかりチェックすることが重要です。特に、以下の4項目については必ず確認するようにしましょう。

 

○勤務時間

○勤務日数

○業務内容

○雇用形態

勤務時間や勤務日数は、求人情報内に「週○日以上、○時間以上勤務」「1日に○時間以上勤務」といった情報が必須条件として記載されていることも多くあります。大学生活のスケジュールと照らし合わせ、無理のないインターン先を見つけましょう。

 

雇用形態も大事なチェックポイントです。長期インターンの雇用形態は、アルバイトのように雇用契約を締結するほか、個人事業主やフリーランスのような業務委託という働き方もあります。アルバイトでは時給や日給などで給料が支払われますが、業務委託では成果報酬の場合が多いです。どちらの働き方にもメリット・デメリットがありますので、詳しく調べたうえで自分に合った働き方を見つけるようにしてください。

 

(参考記事)

>>>業務委託の長期インターンについて解説!そのメリットは?

 

このように、求人情報をしっかり確認することでブラックな長期インターンに引っかからないようにできます。求人情報を見ても分からないときは応募前に問い合わせたり、面接時に詳しく確認することで入社後のミスマッチを避けられるでしょう。

【2】優良な求人サイトで仕事を探す

どんなに求人情報をくまなく見たとしても、探している求人サイトに安心なインターン先がなければ意味がありません。そこでオススメするのが、大手企業が運営している求人サイトでインターン先を探すという方法です。エン・ジャパンが運営する『キャリアバイト』は、さまざまな企業のインターンシップ情報が多数掲載されています。ぜひ利用してみてださいね。

【3】周りの大人に相談する

上記2つの方法で、ブラックなインターンを避けることはできますが、それでも不安な場合は周りの大人に相談してみることも有効な方法です。実際に長期インターンを経験した私がオススメする相談相手は以下のような人たちです。

 

○家族

○先輩

○大学の職員

学生のみなさんは、社会に出て働いた経験がない方が多いと思います。親や家族、大学のキャリアセンターの職員や先生、社会人の先輩など、豊富な社会人経験を持つ人たちに相談することで、自分だけでは気づけなかった情報に気づけることもあります。まずは、周りの人に相談してみるところから始めてみてはいかがでしょうか。

最後に

いかがだったでしょうか。人によってブラックなインターンの捉え方は異なるものの、明らかにブラックなインターンに引っかからないよう注意することは大切です。一方で、世の中には優良なインターン先もたくさんあります。適切に情報を判断して自分にとって最適なインターンシップを選び、大学生活を充実させてください。

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