大学3年になり、計量経済学のゼミに入ると同時に、その頃からビッグデータ、AIという言葉がとても盛んにニュースなどの話題に出るようになっていました。このことから、データ分析を行う計量経済学に関してより深く学んでおくべきではないかと感じるようになりました。
ゼミは週一回しかなく、他にもデータ分析を学べる機会が欲しいと考えていました。いろいろな選択肢がありますが、インターンはお金ももらえるし、ビジネスの実データも扱えます。また、分からないことがあれば、すぐに聞くことも可能です。とてもメリットが多いので、インターンを始めることにしました。
文系の学生のため、はじめインターンの要項をみた際、Python、SQLについて一切知りませんでした。プログラミング経験もRという言語をほんの少しかじっただけでしたので、ほぼ未経験でした。ただ、挑戦してみて失敗したとしても別に何の不利益もないだろう、という気持ちでこのインターンの門を叩いたと記憶しています。
身についたスキルは大きく二つです。
1. データ分析スキル
2. 資料作成スキル
まず、1点目はデータ分析スキルです。
データ分析スキルといっても、様々なスキルがありますが。この会社には様々な案件があり、どんな案件をやりたいか希望を聞いていただけます。
例えば、ある服のブランドのECショップ販売促進のためのクラスタリング分析
かっこ株式会社のEC注文不正検知システムO-PLUXの精度向上のための決定木分析など
様々な案件があり、自分が身に付けたいスキルを伸ばすことができます。
私はO-PLUXの精度向上案件に取り組んでいます。この案件は完全に社内の案件ですので、自由度が高く一から考えることも多いため、データ分析について包括的に学ぶことができていると感じています。特に、同じ案件に取り組むタイからの留学生が機械学習や深層学習にとても明るく、大いに学ばせてもらっています。
2点目は資料作成スキルです。
自分で行った分析に関しては自分でプレゼン資料を作成します。そして、どんなに難しい分析であっても、誰でも理解できるように資料を作成することが求められます。
まず、自分で作ってみて、社員の方に見せフィードバックをいただき、それを直してもう一度フィードバックをしていただく…これを繰り返すことで、徐々に見やすい資料の作り方を学んでいくことができます
前の質問でも書きましたが、この会社では自分の希望によって振り分ける案件を考えていただけます。
私は、データ分析について包括的に学びたいと考えていましたので、自由度が高い社内向けの分析案件を担当させてもらいました。
この希望は三か月に一度の面談で示すことが出来るため、自分の伸ばしたいスキルを伸ばしやすい制度になっています。
また、分析にしても資料作成にしてもフィードバッグを頂き、それをしっかり自分で直すことで、どういった点が悪かったかの学びを得ることができ、徐々にスキルが身についてきたと思います。
今現在でも完璧に全てこなせるわけではありませんが、初めに比べ、SQLやPythonのコードを書く速度や正確性、資料作成の速度やフィードバックの回数などは明らかに向上していると感じています。
私はデータ分析系の会社ではなく、証券会社に総合職として就職しますので、今後就職予定の会社で得られた知識や経験がどのように役立っていくか正直想像できていない部分があります。
そのため、現在明確に挑戦したいことと掲げられるものはありません。しかし、今後AIがより生活や仕事に進出してくることは明白であるため、文系の学生といえど、その技術の一端に触れ学ぶことが出来たことは何らかの形で役立っていくのではないかと思っています。
これからやっていくであろう営業やコーポレートなどの仕事において、こんなプログラムがあればもっと仕事がやりやすくなるのに、こんな技術を使えば売り上げが伸びるんじゃないかといった発想が出せれば、そういったものに挑戦してみたいと考えています。
かっこ株式会社のデータサイエンス事業部のインターン生。専攻は計量経済学。かっこ株式会社の製品である、EC注文不正検知システムO-PLUXに関する統計解析を担当。
規 模 | 10000~19999人 |
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業 界 | 金融 |
特 徴 | 業界最大手 / 海外事業に注力 |
規 模 | 10000~19999人 |
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業 界 | 金融 |
特 徴 | 社会貢献 |