私がこのインターンを始めたのは大学二年の春休み頃です。
インターンを始めようと思った理由は主に二つあります。
一つ目は、コロナの影響で当時していたアルバイトのシフトにあまり入れなかったことや、外に出て遊ぶことも減り自由な時間が増えたからです。しかしコロナ渦ということで同じように飲食店でアルバイトを探しても思うように働けないだろうと思いました。そんな時に思い付いたのがコロナの影響を受けにくい業務内容である長期インターンでした。
二つ目は、漠然とした将来への不安が大きかったからです。もうすぐ三年生になり就職活動も本格的になり始めたころ、私は今までの大学生活を振り返ってみると、授業で与えられた課題を自分の学力向上のためにやっているのではなく、単に単位が欲しいから取り敢えずやっているといったような、受動的な生活送っていました。そんな自分を雇ってくれる会社はあるのだろうか、大学生活の中で私はいったい何を学んできたのだろうか、そんな漠然とした不安を感じていました。そこで私は何かに自分から挑戦することで少しでも自信に繋げたいと思い、社会人に近いスキルが得られる長期インターンを始めてみることにしました。
インターンで貯めたお金で旅行に行った写真。
インターンを通して主に二つの力が身につきました。
一つ目は、「提案力」です。具体的な点としては、まず何度も架電していく中で相手の思いや考えていることを、相手の言葉から読み取り相手に合わせた提案をできるようになりました。また普段の雑談の話し方とは異なった、相手に不信感を与えない丁寧な言葉遣いも身についていきました。さらには話すトーン・スピードなど細かなところも意識して調整することで、相手に自分の伝えたいことを簡潔に伝えられるようになりました。
二つ目は、「責任感を持って働く姿勢」です。明確に売上という形で個々の成績がわかるため、最初のうちは悔しい思いをすることもありました。しかし、むしろその環境のおかげで、自分の頑張りが目に見えてわかり、やりがいを実感しながら仕事に向き合うことができました。
また毎回の架電後に「今のどこが良かったのか」、「どこが相手に響かなかったのか」をしっかり考えて次に生かすことを心掛けていました。これらの業務への姿勢は、社会人になっても続けて行きたいと思います。
インターンのお金でちょっと高めなディナーも食べました。
成長できた一番の要因は職場環境のおかげだと考えております。
先輩方から感じる真剣に売上に貢献しようという姿勢だったり、一人一人が自ら積極的に仕事に取り組んでいる環境は、以前働いていた飲食のアルバイトからでは感じることのできない雰囲気でした。そのような環境であったおかげで自分も真剣に業務に取り組むことが出来たと思っております。
また完全に個人プレーというわけではなく、何か困ったことがあった時は助けを求めやすい雰囲気があります。
私の売上が伸び悩んでいた際、先輩方に隣で電話しているところを聞いてもらって売上を上げるコツや私が上手くできていないところのフィードバックをいただきました。そのおかげで徐々に売上を伸ばすことができました。このような職場環境が成長できた要因だと考えております。
休日はライブによく行きます。
私にとってのこのインターンは社会人になるための第一歩だと考えております。
私は今IT会社のシステムエンジニアになることを目指しています。あまり業界研究が進んでいない頃、システムエンジニアに一番 必要なものは プ ロ グ ラ ム を書く技術だと思っていました。
しかし業界研究を進めていく中で、この職種に必要なスキルは、「お客様のニーズを正確に 理解する倫理的思考力」と、「どのようなシステムを作っていくかをわかりやすく伝えるコ ミュニケーション力」だとわかりました。
これらの力は、当インターンを通してまさに今身に着けている力です。
そのため私はこの経験を、私が社会人になるための第一歩だと考えております。
最後に北海道に行った写真です。
成蹊大学理工学部 小笠原 慧です。 大学生活での楽しみはバトミントンをする事とライブに行くと麻雀をすることです。