一言で言ってしまえば、"子どもの作品作りのアシスタント"です。教育者として、時にはエンジニアとして、さらにはクリエイターとして日々取り組んでいます。
私たちは教育者としてなにかを教える立場であるというよりは、子どもたち可能性や世界を広げてあげるために私たちなりにできることに取り組んでいます。
それが時には知識的になにかを教えることもあれば、一緒にアイディアを出し合って相談役になることもあります。
特に"IT"を通して、子どもたちの作りたいや、やってみたい、という思いを形にする手助けをしています。
具体的に言えば、ロボットやゲーム作り、さらにはデジタルアートといった作品に向き合います。
そのため子どもたちの相談役としてよりいいパフォーマンスができるよう、時には子どもたちの使うツールを使って自分で作品を作ったり、プログラムを勉強したりもします。"IT×ものづくり"の可能性を知る、とてもいい機会になっています。
無限大の可能性をもつ子どもたちと一緒にワクワクを生み出しつつも、自分自身も目の前の作品に全力になれるインターンです。
毎回が新しい出会いに溢れかえっていると言っても過言ではないと思えるほど、日々刺激を受けています。
例えば、ふと周りのメンタースタッフを見れば、機械系から教育系、さらには美術系といったあらゆることを専攻している人たちが溢れかえっており、私の知らない世界を広げてくれます。
また、活発な子もいればプログラムがとても得意でずっとPCに向かっている子、話すのが苦手な子などたくさんの子どもとの出会いがあります。
色んな人がいればその人数の分だけ、多種多様な考え方が交錯しています。その渦中で色んな価値観や考えに触れることができ、新しい発見だらけの日々を過ごしています。
また、こんな発想なかった!こんなオリジナリティな工夫見たことない!そんなことを感じることがよくあり、子どもの作る作品も新しい出会いの一つとなっています。
色んな考えや価値観を持つ人、そしてその一人一人の意見を尊重し合える環境、それが私にとってのLITALICOでのワクワクする出会いです。
子どもたちの作品発表会の場として、いろんな教室のスタッフと一緒に1つのfesを作り上げました!
1番印象的なのは、ロボットコースに通うある小学生の男の子にまつわるエピソードです。
彼は発話のないお子さんで人見知りを持つ面があり、初めの方はどんな風に声をかけていいのか分からずにいました。私自身も妙にぎこちなくなってしまってしまい、うまくコミュニケーションが取れず悩んでいました。
そんな時に、同い歳の同じ教室にいた男の子が何気なくその子に話しかけた後に、仲良く数人で団欒しているのを見かけました。
その様子を見て、色んな個性を持つ人がいる中でその一人一人に対して無理に気を使ったり考えたりして関わろうとしなくていいんだと、ふと思ったのです。また、ごく自然にその子の個性を受け入れて関わっている、子どもたちの素直なところにとても心を動かされ、自分の考え方や行動を見直す機会になりました。
それ以来、妙な気遣いをすることなく何気なく声をかけるようになると、その男の子も次第に心を開いてくれるようになりました。そして今では彼の方から私を呼んでくれるほどに仲良く、楽しく関われています。
*個性の大切さ
この経験を通じて、学んだことです。
みんなちがってみんないい、そこからはじまる"、まさにこのことだと思います。個性を理解して、自然に寄り添いあえる関係の大切さを強く感じました。
そして、子どもたちはとりわけ意識している様子もなく、知らず知らずのうちにお互いの個性を受け入れ、尊重しあいながら関わっています。
その様子を見て以来、私は自分の中での他者への見方が大きく変わりました。いい意味で1人1人をあらゆる面から見れるようになったことで、その人の良いところを自然に見つけられるようになりました。また、自分から積極的にいろんな人と関われるようになったのです。
私が子どもたちに気づかされたように、今度は私が互いを尊重し合うことが当たり前にできる環境つぐりに貢献したいと思います。
*NOは存在しない。とにかくやってみる。
たくさんに人と関わる中で、以前は当たり前と思っていたことが人によりけりだということ、そして様々な価値観があることを知り、多様な考えを持てるようになりました。
自分と相反した考えを聞いても、否定的に捉えることは決してなく、こういう見方もあるんだなと素直に受け入れられるようになったのです。
また子どもの無限大の発想力と触れ続ける中で、自分の中にあった固定観念がいかに選択肢を狭めていたかにも気づかされました。
そして、より広い視野をもち積極的に自分の世界を広げていくことで、可能性は無限大にまで広がるということを知りました。
最初は何もイメージが湧かずに手も足も出ない時も多々あります。でもそこで諦めずに色んな考えをぶつけ合ううちに、できないと思ってたことまで実現できる!そんなことを子どもたちから教えらえたような気がします。
だからこそ、最初からNOは言わずに一先ずやってみる。その精神をこれからも大切にしていきたいです!
他教室にふと、顔を出しに行った時の様子。普段なかなか会えないスタッフ同士もとても仲良しです。
大学では、ロボットに興味を持ち、機械系と情報系を専攻している。 イベントなどの企画運営に携わりみんなを盛り上げるのが好きで、中高大と学祭の実行委員として活動している。 将来は、大学で専攻している機械情報分野を応用して、誰かを楽しませるエンターテイメント性のあるものをつくることに携わりたい。