出版社のインターンシップは倍率が高い！？仕事内容とあわせて解説！

出版業界とは

書籍や雑誌を企画・製作し、販売しているイメージがある出版社ですが、そもそも出版社ではどんな仕事を行っているのでしょうか？また、出版社に就職するメリット・デメリットについても解説していきます。

出版社ってなに？

出版社とは、書籍や雑誌などの企画・製作を行うのはもちろん、たくさんの人々に読んでもらえるよう、書店などの販売先や図書館に働きかけたり、広告・宣伝を行ったりする会社のことです。

出版社の仕事内容

出版社の中には様々な職種がありますが、主に3つの部門に分類することができます。

1つ目は、製作・編集部門です。編集者が出版物に関する企画案を作成することから始まり、執筆者との打ち合わせ、誌面構成の考案、校正作業などを行い、原稿を製作・編集します。原稿を丁寧に構成し、完成したものを印刷会社に入稿し、印刷・製作をするまでがこの部門の仕事です。

2つ目は、営業部門です。自社で製作した出版物を、書店などの販売会社や図書館などに働きかけ、商品として店舗に置いてもらえるよう営業活動を行います。さらにメディアや広告主に対しても、企画や提案、宣伝を行ってく役割も担っています。

3つ目は、管理部門です。総務部や人事部などでの部署で事務的な作業を担います。出版社にも様々な職種があり、それぞれの仕事内容も多岐に渡るのです。

出版社に勤めるメリット

出版社に勤めるメリットはどんなものがあるのでしょうか？まずは、自分がやってみたいと思う書籍や雑誌の企画ができることです。企画案を出すことは編集者のメイン業務の1つですから、もちろんすべての企画案が通るわけではないですが、自分が売れそうだと思う面白い企画を考え、出版物にできることは大きな魅力です。自分の企画が実際に書籍や雑誌になったとき、やりがいや達成感を感じられるのは大きなメリットになるでしょう。

また、編集などの業務では文章を校正する機会も多いので、作文能力や国語力、編集能力が上がるというメリットもあります。本や雑誌が好きな人は、作家や有名人と一緒に仕事ができるというメリットもあります。出版社に勤めるメリットは多くあり、夢がたくさん詰まった仕事であることがわかります。

出版社に勤めるデメリット

出版社に勤めるメリットもあれば、デメリットもあります。まず業務が多く、原稿の締め切りなどに追われ、忙しい仕事であることです。出版社の仕事は業務が多く、定期的にある雑誌や本の締め切り前だと、残業も多くなります。また、業務が多いのにも関わらず、裁量労働制の企業が多いこともデメリットです。裁量労働制は、みなし労働時間制の1つで、労働時間が労働者の裁量に委ねられている労働契約のこと。裁量労働制は、残業をたくさんしたとしても残業代は変わりません。ですので、出版社のような業務が多い会社では、労働者にとって不利益に働いてしまう可能性があります。

さらに出版業界は、業界全体で不況が続いていることもデメリットとして挙げられます。インターネットの普及により、現代社会では本離れや雑誌離れなどが進行しています。出版社に勤めるメリットは多く、夢のある職業であると言えますが、デメリットもあることがわかります。

出版社のインターンシップって？

出版社について、仕事内容や働くメリット・デメリットについて説明してきました。では、出版社のインターンシップはどのようなものなのでしょうか？

出版業界は短期のインターンシップが多い！

他の業界に比べ、出版業界ではインターンを開催している会社が少なく、開催していても1日～数日程度の短期インターンシップが多いです。

出版社のインターンってどんな感じなの？

出版社のインターンシップは短期が多いため、インターン生に自社のことを知ってもらう説明会を開催するインターンシップが多いです。なかには、編集や校正、誌面構成など、編集者の1日を知れるような就業体験ができるインターンシップもあります。

出版社のインターンは募集が少なく、倍率が高い！

出版社のインターンシップは、募集している企業が少ないために倍率も高いです。なお、出版社のインターンシップは、雑誌や出版社公式のSNSなどで募集している場合もあります。出版社のインターンシップに興味がある人はこまめに情報をチェックしておくと良いでしょう！

なお、『キャリアバイト』には長期有給インターンシップの情報が多数掲載されています。