インターンシップにデメリットはある?参加目的を明確にしよう!
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インターンシップにデメリットはある?参加目的を明確にしよう!

普段語られないインターンシップのデメリットについて紹介!

大学生活にも慣れてきた今日この頃、なんだか周りがあわただしい。聞けば、彼らは「インターンシップ」と呼ばれるものに参加しているようだ。なんとなく自分も参加してみようとも思ったが、そもそもインターンシップへの参加はメリットが多そうだがそんなに重要なことなのだろうか?

 

そんな悩みをもつあなたのために、今回は、普段語られないインターンシップのデメリットについて紹介していきます。

インターンシップは目的がないと参加しても意味がない?

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インターンシップに参加しても実は有利にならないことがあります。また有益な情報を得られずに終わることも。これは大きな2つのデメリットですが、これを回避するために考えていくことが重要です。

本採用の選考で有利に扱われるわけではない

インターンシップには大きく分けて2つ、短期のものと長期のものがあります。長期インターンシップは少なくて1か月、長くて1年もの間インターンシップに参加します。一方で短期のインターンシップは長くて1週間程度、なかには1日だけというものもあります。

 

そのため、短期のインターンシップでは、短い期間で出来るディスカッションやワークなどのオリエンテーション的側面が強く、実際に業務に参加するということが難しくなってしまい、企業側もあまり選考の際に重要視しないことがあります。それに、業界研究としての側面も弱くなってしまう恐れもあります。

 

インターンシップの応募倍率はとても高く、なかには1,000倍の企業も。ですから、集まってくる学生は極めて優秀ですし、「とりあえず参加したい」という理由ではインターンシップの選考すら通過できません。万が一通過できても、インターンシップで一体何を学びたいのかといったような、目的意識を持っていないとその集団のなかで埋もれてしまい、ただ参加するだけになってしまいます。

 

もしとりあえずで、参加したという志望動機で受かってしまった場合は、選考の際に影響を与えてしまうかもしれません。選考の際、重要視しないとはいうものの、参加してくれた学生は将来自分の会社の選考を受けるかもしれません。そのため、企業は学生をよく観察しています。
 

協調性はあるか、常識的な振る舞いができているか、責任感をもっているのか、様々な角度からあなたを見ているのです。ですから、そんな場であまりよろしくない態度をとると、選考の時に不利に働いてしまう可能性もあります。特に「とりあえず参加した」という場合、積極性に欠けるため、参加したものの、結果として不利になってしまったということも考えられます。

インターンシップで得られる情報は鵜呑みにできない

企業にとっては将来自分の会社の選考を受けてくれる可能性のある人たちですから、できるだけいい職場であることをアピールしてきます。そのため企業にとって、よくない情報は短期インターンシップであれば得られない可能性があります。ですから、参加するにしても、しっかりとその会社の本質を見なければ、インターンシップの雰囲気に飲み込まれて、安易に就職先を決めてしまうことにもなります。

 

先ほど話したように、短期のインターンシップは期間の短さ故、参加してもなかなかその会社の本質が見えてきません。正確な情報が知りたければ、長期インターンシップに参加するのが良いでしょう。長い期間その会社とかかわることで、本当の職場の雰囲気なども見えてくるはずです。その会社の社員の残業時間がどれくらいなのかなどがわかるのは、就職の際の軸選びになります。

インターンシップは学業との両立が難しい!?

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インターンシップのもう1つのデメリットとして、学業の両立が難しい部分があります。

長期インターンシップは参加が難しい⁉

前にも述べましたが、長期インターンシップは会社の雰囲気を正確に測れるだけでなく、実際に業務にも携われることが多いため、今後の会社選びや就活に役立てることのできるいい機会です。

 

とはいえ、夏休みに行われることの多い短期のインターンシップとは異なり、長期インターンシップでは、学校の授業などとの兼ね合いも重要なポイントとなってきます。はたして、インターンシップへの参加はどれくらい学校生活に影響するのでしょうか。

 

長期インターンシップは期間が長いだけでなく、1週間のうちの出勤日も多いことも特徴の1つで、なかには週に4日以上というものも。また、1日当たりの拘束時間も長いので、結果的に多くの時間をとられてしまうことは覚悟すべきでしょう。

 

さらに、正社員の方と共に実際の業務を任されることもあり、その際の資料づくりなどで、インターンシップ時間外に仕事をすることもあるかもしれません。そのため、実際は自分が思っているより時間をとられてしまうことになる可能性があります。

 

特に学生にとってテストは、単位取得ひいては卒業にかかわる大事なことなので、テスト期間中に休めるのかどうかは、気になるところ。実は、企業側も学生の本分は勉強であるとわかっているので、テスト期間中のシフト変更は柔軟に対応してくれるところが多いようです。しかし、アルバイトとは異なり、重要な仕事を任されることもあるので、そう何日も休むことはできません。

 

ですから、単位取得状況が悪くテスト期間外にも勉強する必要のある人、またはサークルやほかのアルバイトでどうしても休まざるを得ない人にとっては難しいでしょう。

短期インターンシップなら比較的参加しやすい

長期インターンシップと異なり、短期インターンシップは数日から1週間、なかには1日だけの参加というものもあり、かつ夏休みなどの長期間中に開催されることが多いため、参加しやすい状況にあります。

 

しかし、複数の企業の短期インターンシップに参加する場合は、予定が詰まる可能性があります。より多くの業界を見られることは魅力でもありますが、その分まとまって予定を開ける必要もあり、運転免許や旅行の日程などプライベートの予定がたてづらくなることは知っておきましょう。

結局、インターンシップは参加したほうがいいのか

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ご紹介した内容だけでは、一見デメリットばかりに思えるインターンシップですが、メリットはどういったところにあるのでしょうか。

インターンシップ参加のメリット

就職活動自体が複雑に活発化する昨今、結局のところ世の中の学生はどれほどインターンシップに参加しているのでしょうか。実は、20卒の学生に限って言えば約七割の学生がインターンシップに参加しています。今後さらに一般化していくでしょう。

 

先ほど述べたように、インターンシップが必ずしも就活に有利に働くわけではありませんが、就職活動を同世代の学生との競争であると捉えると、大多数が参加している中で参加しないことはあまりおすすめできません。

 

長期インターンシップなどは実際の業務への参加を通して、リアルな社会の現状を把握できますし、そのことは自分の将来像を描くことにもつながります。

 

それに、人生のほとんどを過ごす社会人としての自分の姿を早めに考えておくことで、その後の人生をどう過ごしていくのかにも役立ちます。実は、インターンシップは就活だけでなく、今後の人生設計にも大きく関わっているのです。

 

インターンシップに参加している学生は、少なからず就活について真剣に考えている人たちで、なかには意識の高い人もたくさんいます。そんな人たちと交流することで、良い刺激をもらい、モチベーションを高めたり、うまく就活を乗り切る方法も得られるかもしれません。

デメリットはメリットでもある

人生の夏休みと称される学生生活において、長期休暇は暇を持て余すほどに時間があるもの。とはいえ、毎日予定が入っているわけでもなく、パジャマからパジャマへと着替える毎日にどこか、もったいないと感じることも多いですよね。そこで、インターンシップに参加することで、長期休暇を充実したものにしてみるのもいいかもしれません。

 

また、長期休暇にインターンシップを入れる際、遠方の企業を選んでみるのも面白いかもしれません。インターンシップついでに旅行気分を味わえば、インターンシップの参加も、さらに楽しめます。

 

長期インターンシップでは、実務を任されるがゆえに時給が発生する場合が多いようです。さきほど、アルバイトとの兼ね合いが難しいことをお話ししましたが、条件次第ではインターンシップで給料をもらうことで、アルバイトをしなくて済む可能性もあります。

 

長期インターンシップは得られることも多いうえに、給料も発生するので、参加を考えてみてもいいかもしれません。

 

長期インターンシップへの参加を検討されている人や、どういった企業がインターンシップを実施しているのか気になる方は、『キャリアバイト』がオススメです!多くの企業や学生の方が利用しているキャリアバイトであれば、あなたの気になる企業とつながることができるかもしれませんよ。

最後に

いかがでしたか?少しでもインターンシップの現状をご理解いただけたかと思います。今回、何度も述べました通りインターンシップは目的意識を持たないと、ただ参加するだけになってしまい、あまり意味がありません。ですが、それは目的意識さえしっかり持てば、大きな成果を得られるということでもあります。

 

終身雇用制度や新卒一括採用の廃止などが騒がれている今、昔のようにただレールに乗って就活をすればいい時代ではなく、早い者から順にイスが埋まっていく厳しい時代となりました。この椅子取りゲームで負けないよう、できるだけ早い段階から行動するようにしましょう。

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