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Retty CFO奥田氏が大学生に送る成長の秘訣。「成長とは意思決定の質×量×スピードである」

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Retty CFO奥田氏が大学生に送る成長の秘訣。「成長とは意思決定の質×量×スピードである」

株式会社Retty CFO 奥田健太

□プロフィール
株式会社Retty CFO 奥田健太 1985年生まれ。
東北大学工学部卒業後、三菱商事株式会社に入社。リスクマネジメント部にて5年半勤務
昨年7月より、実名型の次世代グルメサービス「Retty」を運営するRetty株式会社でCFO(最高財務責任者)を勤め、ファイナンスや資金調達と同時に人事統括として急成長ベンチャーの一役を担う。


昨年12月に3億円の資金調達やオフィス移転と、今急成長、急拡大と勢いを増している実名型のグルメサービスRetty

第一弾のインタビューでは、急成長中のRettyはどんな組織作りを行っているのか、どのようにインターン生が活躍しているのかについてお話を伺いました。

奥田さんは東北大学を卒業し、大手商社の三菱商事に入社。さらには、急成長ベンチャーでCFO兼人事統括として第二のキャリアをスタートさせているという、学生にとって憧れの経歴を持っています。

今回の第二弾では、そんな奥田さんが学生時代に習慣的に行っていたことは何か、大企業とベンチャーの両者で働いたからこそ分かる違いとは何か、後悔しない進路選択をするにはどうすればよいのかについてお話を伺ってきました!

情報のアンテナを高く張り、情報に対して貪欲になることで、自分の視野を広げていく


インタビュワー(以下、イ):奥田さん自身は、学生時代をどのようにキャリアを決めてきたか教えてください。

1396597550-3RjwlLhaXz奥田さん(以下、奥田):大学1年生まではプロのサッカー選手になることが夢で、夢中でサッカーをしていました。それが、怪我をしてしまって本気でサッカーをする道はあきらめました。
その後、エアラインパイロットになりたいと思って大学3年生のときに航空大学校を受験しました。

運良く合格することはできたのですが、航空大学校には進学せず就活をする道を選びました。

大学3年生の就活時には、さまざまな会社にお邪魔して、いろいろなJOBやインターンを体験し、始めて踏み入れる世界にワクワクしながら就活をしていましたね。

最終的には今後のキャリアにおける選択肢を限定しないような仕事は何かと考えて、様々な商材を扱い、またそれらへのアプローチの仕方も多様な総合商社に入りました。今考えると、総合商社では扱う「もの」は多岐にわたりますが、個人でみると、必ずしも、多岐にわたる業界での知見やスキルを得られる訳ではないので、将来の選択肢を限定しないオプションではなかったかもしれないですね(笑)。
結果的にたまたま希望していたファイナンスに関わることができる部署に入れたのは幸運でしたが。

イ:選択肢を狭めないために大企業に就職するという動機は多くの大学生にあるように感じますがベンチャーと大企業の両社を経験した奥田さんから見るとどう感じられますか?


奥田:大企業に行ったからといって将来の選択肢が広がる汎用性のあるスキルがつくかといったら、それには疑問符が付くと思います。目的が「汎用的なスキルを身に付けたい」だとするならば、「大企業に行きたい」というのは、そもそも目的と手段が合致していないですね。

例えば「安定した雇用を確保するために」大企業に行くという方が、目的の是非はあるにせよ、目的と手段は比較的合致している様に思います。もちろん、大企業だから今後つぶれないという保証はどこにもありませんが。

目的と手段が合致しているかどうかよく考えた方が、自分の進路選択肢を決めるにあたって納得できるのではないでしょうか。

イ:なるほど。今から振り返ってみると、自分の目的を決めていく上で指針になった学生時代の習慣や考え方はありますか?


奥田:当時は活字中毒なのではないかというくらいに本を読み漁り、徹底的にインプットの量を増やしていました。

情報のアンテナを高く張っておくことが大切だと思います。本からでも、インターネットからでも、情報に対してどれだけ貪欲になれるかが重要だと考えています。

インプットの量は若いうちは特に必要です。ただし、闇雲に知識を入れ込むのではなくインプットしつつ、アウトプットもすることを繰り返していくことが成長に繋がると思います。

大企業とベンチャーの違いとは、意思決定の質、量、そしてスピードである


イ:最近Rettyでは、行動規範を決められておりましたが、(※前回のインタビュー参照)大企業とベンチャーでは重要となる価値基準に違いがあるものですか?


1396597546-LpQ44WJQyk奥田:一般論としては語れませんが、僕のケースでは一言で言うと見ているレイヤーの違いだと思います。

Rettyはビジョンを「食を通じて世界中の人々をHappyに」として掲げています。

そのために一人一人のユーザーさんをどうしたらHappyにできるのかを追求しており、あらゆる施策を行うかどうかの判断基準として「それはユーザーさんがハッピーになるのか?それはユーザーさんのためになるのか?」という問いに応えられるかどうかを重要視しています。それらの積み重ねにより世界中の人々をHappyにしていきたい、と。

一方で、前職の総合商社ではより社会的な大義からスタートする傾向にあって、具体的に議論の中に出てくる話の規模感がすごく大きかったです。

「社会のためにどうあるべきだ」という議論になることが多かったですね。これは善し悪しの話では全くないのですが、前職では大局的に物事を語るのが好きな文化はありましたね。

結局、突き詰めて考えると同じ事に繋がるのかもしれませんが、思考のアプローチは異なっていたように思います。BtoCとBtoBの違いも大きかったと思います。

イ:具体的に大企業とベンチャーでは得られるスキルはどう違いますか?


奥田:まず前提として、私はビジネスパーソンとしてのスキルは「意思決定」でしかないと思っています。その上で、成長の定義を「意思決定の質×量×スピード」とすると、大企業とスタートアップでは意思決定の質が全然違います。

大企業の場合は、大きな仕事のとても部分的な物事を決めていく仕事が多い。
一方スタートアップの場合は、大企業ほどプロジェクト自体は大きくないけれど、プロジェクトのすべてを左右するような決定権を持つことができます。

意思決定の質には規模の大きさよりも、プロジェクトに対してどれだけ貢献しているかといったことや、高いレイヤーの話、つまり上位の戦略を決められるかということの方が関わってくると思います。

さらにスピードも全然違います。何かを決められる、決めなくてはいけないという状況に自分が置かれる回数、頻度が大企業とベンチャーでは全然違ってきます。結果として意思決定・判断の質の高いものはスタートアップでの方が若いうちから経験できるので、スタートアップで意思決定を速く/多く繰り返す方が成長すると僕は考えています。

情報収集こそが、インプットとアウトプットの質を高める


イ:アウトプットの質を高めるために、学生の頃に何をしておけば良いと思いますか?


1396920343-dEBg3iejFl奥田:インターンはしたほうがいいと思います。手前味噌になってしまいますが自分が学生だったらRettyのインターンは絶対にしたいと思いますね(笑)

大学の研究でも仮説を元にアクションを起こして、その結果を見ていくという経験をすることはあると思います。しかし、さらに改善も加え、早いスピードでこのサイクルをたくさん回して精度を上げていく経験は、学校ではなかなかできないものだと思います。

徹底的にアウトプットの質にこだわっているRettyのインターン生には「知的なスパルタ教育」をしています。手取り足取り教えるのではなく、到達点と方向性だけを伝えて、あとはインターン生に任せています。

「私はこう思うのですが、これで合っていますか?」と聞きに来た人に対しては喜んで教えていきますが、待っているだけでは誰も何も教えてくれません。こういった自発性を持って仕事に取り組んでいるインターン生は、とても力がついています。

PDCAを回すサイクルは非常に大事なことですが、擬似的にでも体験しないと分からないというのが私の経験から思っていることです。これを学生のうちに経験できることが、インターンの良いところだと思います。

イ:学生への最後のメッセージとして、どのようにすれば後悔しない進路選択できるとが思いますか?


奥田:ゼロベースで考えて一番楽しいことをやるべきだと思います。

就活って既存の選択肢の中から何かを選ぶみたいな感覚がありますよね。自己分析して、数十個ある業界の中から自分に合う業界はどこだろうって決めていく感覚があるように感じます。

でも、ぱっと思いつく仕事って社会全体の仕事の2割ぐらいのすごく限られたもので、他にもたくさん選択肢があるはずです。
可能な限り全ての選択肢を知った上で、判断したほうが良いと思います。

とはいえ人間はどうしてもリスクを恐れてしまいがちですよね。だからこそ情報収集こそが、そのリスクをミニマイズする方法だと思っています。
新卒で入った会社で一生を終えることだけではない。人生の選択肢はいろいろあるのだと知ることこそが最大のリスクヘッジです。

それを知らないがゆえに既存の選択肢からしか選ぶことができないって、なんだかもったいないですよね。
情報をたくさんインプットして、リスクをマネージして、自分の好きな仕事や生き方を選択していくことが納得いく方法だと思います。
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