インターンシップ募集情報|日本No.1インターン求人サイト「キャリアバイト」

「無名の若者の創業期に投資し、成長を支援する。」 ベンチャーファンドを運営をするPE&HR代表取締役の山本さんにインタビュー

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
「無名の若者の創業期に投資し、成長を支援する。」 ベンチャーファンドを運営をするPE&HR代表取締役の山本さんにインタビュー

代表取締役 山本亮二郎さん

PE&HR株式会社は、「無名の若者の創業期に投資し、成長を支援する」 を事業目的として2003年に設立されました。これまでに4つのベンチャーファンドを運営し、約40社への投資を行っています。上場を果たした企業、メジャーなサービスへと発展した投資先企業が多数生まれています。

今回は、代表取締役の山本亮二郎さんに、現在に至るまでの数々の苦労や困難、そしてこれからの独立支援の在り方と求められる人材について伺いました。

より多くの独立を支援したい、展開する3つの事業

創業以来、スタートアップに投資するベンチャーファンドを運営し、これまで約40社に投資しました。当社の投資先で上場した企業が5社、過去に個人として投資した企業を含めると10社(※)が上場し、上場以外でも2~74倍で売却した経験が10回程度あります。クライナー・パーキンス・コーフィールド・アンド・バイヤーズなど海外の有力VCにも多数出資してきた機関投資家から、当社ファンドの成績は過去15〜20年に(全世界で)見た中で5指に入ると言われました。ベンチャーキャピタルファンドを通じた起業家への投資育成事業、これが1つ目の事業です。
(※)グループとしての上場と、交換により取得した株式の上場との2社を含みます。
 
「無名の若者の創業期に投資し、成長を支援する」、この理念で10年以上やってきて思うことは、独立し起業する個人の姿は本来もっと多様であるということです。
ややブームということもあって、この数年ファンドに事業内容を提案して出資を受ける人は増えていると思いますが、それでも一握りです。実際には、個人事業主も含め年間数十万人が独立していることを考えると、ファンドから投資を受けることができる企業はごくごく一握りと言って良いでしょう。印象としては1,000社調べて10〜30社が投資対象となります。投資後には成長できない会社や破綻する会社が先に出てきて、7〜8年から10年経ってやっと成功する会社が出てくるという感じです。
 
そのような、敢えて言えばニッチな(しかし成功すれば高収益な)ファンド投資だけではなく、もっと多くの人の独立を支援できるような投資事業の在り方を模索するようになりました。IPOを前提としたファンドビジネスに留まらない、もっと多様でもっと広範な独立支援を実現していきたいと考えるようになったのです。
 
1438877915-6kApGgExyV

ファンド以外での独立支援の方法を模索

私たちは多くの人の独立を支援したいと考えているのに、ファンド投資だけでは対象を広げることができません。道を拓いていくにはどうしたら良いのかと考え続けた結果選んだのが、ファンドではなく本体でフランチャイズ(FC)ビジネスに投資し、自ら事業を行うことで、FCに加盟する個人の独立開業を支援するということでした。これが2つ目の投資事業です。
 
そして、2012年に「ベリーベリースープ」(株式会社スープアンドイノベーション)と出会い、当時7〜8店舗のFC展開をしていた同社をグループ企業にしました。生まれ育った人口数万人の町で毎月300万円以上を売り上げている店舗や、オーナーも働く人も全員が聾唖で4年近く順調に運営している店舗など、2015年9月時点で約50店舗になっています(出店決定済を含む)。2038年までに全世界に1万店の出店を目指しており、その多くは個人オーナーになるはずです。
http://www.s-venture.jp/cont/interview/10207/ 社長の室賀さんのインタビュー
 
また、直近では、この7月に「ジュースの森」(株式会社森屋)を子会社にしました。東京メトロ駅構内を中心に10店舗(※)でフレッシュジュースとパンを販売しています。
(※)新宿、渋谷、永田町、大手町(1号店・2号店)、日本橋(1号店・2号店)、九段下、新御茶ノ水、練馬工場売店の計10店。
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/news/post_95733 ワールドビジネスサテライトで紹介
 
「ジュースの森」は60~70代のスタッフが何十年も守ってきたチェーンという特徴があります。毎月行っている全店会議で、働いている店舗のことを「自分の店」と呼んでいるのを耳にする中で、その方たちが長年ジュースを作り続けてきた思い、そして「自分の店」でいつまでも働きたいという気持ちが何よりも大切であると感じました。オーナーかどうかは関係ない、社員はもちろんアルバイトやパートが、お店や商品を守り続けてきたことを忘れずに事業を伸ばしていきたいと思います。いずれは、駅前の角にあるたばこ屋さんのような小さな店舗で、その町で生まれ育った方々が一生働きたいと思うような、ジュースとパンの販売所を全国でFC展開したいですね。
 
スープ、ジュースに続く、個人の独立を支援できるビジネスのグループ化を、今後も積極的に行います。

ビジネスだけではない独立の在り方を支援する

3つ目として、まさに「第三の投資」と呼んでいる文化支援事業に取り組んでいます。企業ではなく、お店でもない、丸裸の個人が自らの才能を恃み、独立して成功を目指す。そのような個人にまで投資の領域を広げていきたいと考え、昨年から取り組み始めました。具体的には、複数のプロランナー、貧困や病を抱えた青少年のフットサル大会などに投資しています。
これによって当社の投資対象は、名実ともに「全ての独立する人のために」となったと感じています。
http://www.pehr.jp/profile7.html 3つの投資図
 
古くから文化支援に熱心な企業としてサントリーやパルコなどが知られています。当社でも既に3つの投資の間で具体的なシナジーが生まれ始めました。私個人の思いとしては、いずれは「文化」にとどまらず自由や平和、あるいは貧困や言論などの難しい領域に対しても果敢に投資していく、ファンド投資、FC投資、文化支援の3つの投資を全世界で行う企業グループでありたいと思っています。
 
ワンルームマンションで設立した当社の純資産は、12年で100〜200倍になりました。次の10年で、これをさらに100倍にするつもりです。売上も100倍にすると公言しています。全世界の平和や、貧困の撲滅までも視野に入れるなら、投資資金はいくらあっても足りません。言い方を変えれば、何兆円でも投資対象はあるということです。

1438877931-1CaoNh4bLc

事業を担う若き戦力、インターン

3つの投資事業を展開する中で、インターン生は大いに活躍しています。
ファンド事業とFC事業においては、インターン生が投資候補企業のリストアップ、企業(起業家)との面談、調査・レポートの作成、投資実行のサポートを行っています。
 
この仕事は、社会やビジネスのことはもちろん、人のことがわからなければできません。事実や数値を正確に理解する優秀さと、社会や物事をより良くしようとする正義感や感受性、時に百万人を敵にしてでも貫くという意志が必要です。簡単なことではありませんが、その要素を兼ね揃えたインターン生が集まってきてくれて、私自身が励まされています。

初めはインターン生がここまでできるとは思っていませんでした。一緒に仕事をする中で、学生にも投資の仕事ができることがわかりました。若い感性と新たな視点は、これから成長するビジネスを見極める上で不可欠です。一方で、ベンチャーキャピタリストは経験を積むほどに年齢を重ねますので、若さと経験、その両方を得ることは難しい。しかし、大学生が常に事務所内にいてくれることで、最先端を行く若者と、私のように経験を積んだ者とが一緒になって新しい投資ができる環境が整いました。
 
そして、その人たちを、見送るだけで良いのだろうかと思うようになりました。昨年のインターンは全員が4年生で、当社に来た時には皆進路が決まっていました。しかしこれからは、1年生や2年生、3年生が参加することもあるでしょう。一定期間当社で働き、才能や実力を証明し、理念や目的を共有する学生の中で、卒業後も当社で働きたいという人が現れた時にはできる限りの条件で迎えたいと思い、新たな選考フローを最近策定しました。1年以上インターンとして働き、高い成果が認められる人については、若手の中途採用(アソシエイト)と同待遇(※)で選考するというものです。
(※)月額固定給33万円。詳細は以下。支給実績の最大は月額固定給250万円。投資という事業の性質上当然時間はかかりますが、年に1億円以上の純利を上げれば3,000万円程度の年収は十分可能です。
http://www.s-venture.jp/cont/job/10005/ 求人内容の詳細
 

自身の若き日の経験と現在を見つめて考える「優秀な人材」とは

私自身は高校卒業の直前から始めた日雇いの仕事で学費を貯め、22歳で大学に入りました。ジャーナリストに憧れて新聞社に就職したかったのですが、26歳で卒業した時にはどこにも行くところがなく、就いたのは新聞記者ではなく住み込みの新聞配達でした。
 
やりたい仕事があって懸命に働き、学びましたが、それは果たせず、毎朝午前2時半に起きて新聞を配っていると涙が出て仕方ありませんでした。世に出るには、そして社会の役に立つには、自分は独立し事業を為す以外にはないのだということをその時に確信しました。
 
多くのインターン生に会い、一流大学の学生はやはり特別に優秀だと感じています。しかし、この職業で求められる優秀さとは、必ずしもそういう人だけでなく、起業家のような生き方をしてきた人もそうなんだと思います。欲張りなことを言うようですが、これまで通りとびきり優秀な学生にきて欲しいと思います。一方で、嫌われ者で、いつも裸足で風呂にも入らずビデオゲーム会社のアタリで働いたジョブズのように、9歳で宮田火鉢店の丁稚奉公で働かなければならなかった松下幸之助のように、他の誰とも違う生き方をしてきた若い人にも是非この門を叩いて欲しいと思います。インターン生と言っていますが、大学生である必要もありません。

多くの優れた人たちと力を合わせ、投資を通じて巨大な産業を築く。そしてその資金を、富を、あらゆる領域で、世の中のために全て投資し、さらに先に行く。これが当社の目指すところです。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加