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【高校生インターンの特別コラム第三弾!】 「世の中楽勝じゃない!」常見陽平さんにインタビュー!!!

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【高校生インターンの特別コラム第三弾!】 「世の中楽勝じゃない!」常見陽平さんにインタビュー!!! 『就活の神さま~自信のなかったボクを「納得内定」に導いた22の教え~』や『内定を決めたひと言』など数多くの就活やキャリアに関する本を執筆している常見陽平さん。
現在は大学非常勤講師や著述家、コメンテーター等の傍ら、一橋大学大学院社会学研究科修士1年にひっそりと在学している、日本で一番学生と距離が近い大学の先生です!

そんな常見さんの幼少時代から現在までの活動、また就活生や学生へ向けてのメッセージまでたくさん聞いてきました!
就活生は特に必見です!!!

学生時代について教えてください。



僕は中学生の時、制服通いだったんです。それが死ぬほど嫌で、高校は私服の高校に通いたいと思ってました。それで一つ私服で通える学校を見つけたんですけど、それが北海道で入るのが一番難しいって言われてる学校のひとつだったんです。
当時僕はその高校にはとても届かない成績だったんですが、どうしても私服の高校に通いたかったから死にもの狂いで勉強をしましたね。それが自分のモチベーションになって、成績も学年1位になった。そうしたらだんだん人気者になっていって生徒会長とかやらしてもらったんですけどね。

まあそれでなんとか高校に入れたんだけど、高校は自分より頭のいい人でいっぱいですぐに挫折しました。しかも、制服がない学校だと金持ちが可視化されるんですよ。誰が金持ちで誰が金持ちじゃないかっていうのがすぐわかるっていう。僕は世の中に金持ちはドラえもんに出ているスネ夫しかいないと思っていたくらいだから(笑)

それで、あっという間に成績も落ちてドロップアウトしたんですよ。高校時代、授業中は勉強じゃなくて寝るか本を読むかだった。英語と倫理、政治、経済の勉強は興味あるからしたんだけど、それ以外はずっと寝るっていう。
それでもどうしても大学には行きたかった。しかも親父が小5の時に亡くなっていて母子家庭だから国立の大学に行かなきゃいけないという気持ちもありましたね。
そういった理由と将来はジャーナリストになりたいって気持ちからあと、東京に出たいっていう思いから夢を叶えるのなら一橋大学社会学部じゃないかなって思ったんです。
それで3,4か月という短期間でひたすら知識を詰め込む勉強をしたら、現役で一橋に合格しました。

それで大学に入って1か月間は楽しかったんだけど、途中から「何か変だな」って思うようになっていましたね。
最初は、自分も本とかで名前を知っていた有名な先生の講義を受けてて、「この親父なんか難しいこと言ってるぞ!大学ってすげえ!」って思ってました。
だけど1か月くらいしたら「この人の話はよくわからないんだ」って気が付いて、
「なんかすごいつまらないことを難しそうに言ってるんじゃないか」って思うようになりました。


ただ1年の頃は講義をさぼる勇気もなくて、ぼちぼちアルバイトもやって・・・って感じでだらだらと日々が過ぎていって。
そんな日々を送ってたんだけど、1年が終わるときに「このままじゃいけない、自分を変えよう」と思って、春休みの2か月間、毎日映画を見続けました。
昼に起きて1本見て、アルバイト行って帰ってきたら2本見て、朝刊が届いたら読んでそれから寝るっていうサイクルです。

すごい不規則なんだけど、映画をずっと見続けたら人間の生き方の多様性に気が付いてめちゃくちゃ感動したわけですよ。「俺は何をしているんだろう?そろそろ暗いところから出ないと」って思って、大学2年の時からすごく前向きになっていきました。

それでも大学には週に3日しか通っていませんでしたけど・・・さぼってた訳ではなく、単位を詰めてその日に集中をしていました。それもキツイ科目ばっか取って・・・そうしたらキツイ科目の先生ってすごい指導熱心で面白かったんですよ。
それからだんだん周りにいる友達が前向きな友達が増えてきたのと、今までの友達も僕を見る目が変わってきたんですね。

勉強は一般教養科目で履修していた先生の講義が楽しくて。
もともと社会学を学びたくて一橋に入ったのに、その先生のゼミに入りたいがために商学部にいとも簡単に転学部を決意してしまいました。大学2年から3年にあがるときなんだけど人生って大親友との出会いとか恩師との出会いで変わるんだなって実感しましたね。

それで商学部に行くんだけど、今までの基礎が全くないまま行ったから苦労しました。さらに、その先生がすさまじい先生で、日本人で初めてビジネススクールの先生BEST10に入った先生でした。
すごい人なんだけど厳しいゼミ。笑顔ですごく厳しいことをいう先生でしたね・・・。毎週40ページくらいの英文を読まされていましたね。だけどそのゼミで企業に行ってプレゼンしたりして、なかなか面白かったんですよ。

だから大学3,4年生ではほとんどゼミしかしてなかった。よっぽど面白いか出席が厳しい講義以外は全部サボってました。おかげで単位は落としまくったけど、最後は死ぬ気でやったからストレートで卒業できたんですよ。決して周りにいた友達より頭がいいわけでもなかったから、ものすごく揉まれて毎日が過ぎていったなあって思ってますね。

学生時代に何度も周りからの常見さんを見る目が変わったんですね。



そうそう。努力ってさ、意外に周りの人はしっかり見てくれているんだよね。
努力じゃ幸せになれないって言うけど、それは努力の仕方が間違っているのであって適切な努力をすれば適切な結果が返ってくるんですよ。

それで就活の時期がやってきて、社会学とか経営学を学んでいたから頭を激しく使う会社に行きたいなと思って、コンサルティング会社とか広告代理店のマーケティング部門とか外資系企業のマーケティング部門とか考えていましたね。
それと同時に、エンターテインメントも好きだからレコード会社とか玩具メーカーも受けていたんだけど、そこでまた悩んだのが「入りたい会社はどちらでもないな」ってことです。

勉強したことを活かすとか好きなことを活かすっていうのは想定の範囲内で、しかも「自分ってそれだけじゃない」って思った時にリクルートっていう会社に出会ったんです。

リクルートは当時決して評判のいい会社じゃなかったんですよ。
一応もう大企業にはなってはいたんだけれど、まず借金が1兆円あったし、リクルート事件からまだ10年たってなかったんですよ。だから評判は最悪でした。

だけど実際に社員の人たちに会うと、「なんかこの人たち面白いな。この会社は社会を変えるかもしれない。ここにいたら自分は成長できる。」と思えて、結局入社することになりました。それで卒論書いて社会に出るわけなんだけれども、自分の考えが甘かったですね。高校に入った時と同じくらい挫折しました。
社会人のルールなんて全く分からなけど、すごい根拠のない自信だけありました。
結局はやっぱり仕事のできないダメな新人でしたけど(笑)

大学院に入ったきっかけを教えてください。



リクルートをやめて玩具メーカーに転職したんだけど、人事をやって人を採用することの大変さを知ったんです。
それで色々考えるようになって「小さい会社で大きいことをやろう」って思いました。
そのときたまたまリクルート時代の先輩の会社が人を探していて、そこに転がり込んだ。

人事とかやってきて採用の裏側を見るようになって「まずは就職のやり方を変えて若者の思いを変えたい」と思って講演を開いたんだよね。それも全てうまくいったわけじゃなかったんだけど、繰り返しやっていくうちに自分の薄っぺらさに気づいて自然と「大学院に行こう」って思うようになりました。

それで2011年の8月ごろにたまたま一橋のHPを開いたら大学院の社会人特別枠入試があるってことを知って締め切りは数週間後だったのだけど、働きながらレポート書いて願書を書いて送ったらその書類選考が通って、面接も通って合格したんですよ。

会社は最初全く辞めるつもりはなかったんだけど、大学の非常勤講師もやってるし色々なことを沢山やっている内に、自分が本当にやりたかったことっていうのがずれてきた気がして、「ここでいったん会社は辞めよう!」っていう意思決定をしました。
今は物書きしたりコメンテーターとかもやりながら、週8コマぐらい大学で講義して、週3日くらい大学院に通っているって感じですね。

今も大学院に通いながら大学の講師をやっているということですが、色々と不思議に感じませんか?


ほんと不思議な気分になりますね。
だって学生たちに「レポート出してね。」とか指示しているときに自分がレポートに追われていたりしますからね(笑)
でも自分も講義を受けているから、面白い発見とかはすぐにアウトプットできますよ。
逆に学生目線で、「こんな講義は嫌だな」とかっていうのもわかるようになって、
それが講師としての仕事にも生きてくるから面白いですよね。

執筆活動も行っていますが「この本は読んでおくべき!」という本はありますか?


うーん・・・迷うんだけど、個人的には大学3年生の時に初めて読んだ『失敗の本質』(野中郁次郎他 中公文庫)っていう本は大変おもしろかったと思います。あとね、大学生のうちに村上春樹の『ノルウェイの森』は読んでおいた方がいいかな。これは時代は違えど、大学生のことを描いていますからね。とにかく本は自分の興味のない分野でも乱読するっていうのも必要になると思うんですよ。

就職氷河期と言われている今ですが、就活生に向けてなにかアドバイスとかがあったらお願いします。



えっとね、そもそも「就職難だよね」っていう曖昧な表現をもっと具体的にするべきだとは思います。「現実を解像度高くみろ。そしてちょっと勇気を持て」っていうことかな。

現実見ると就職難って言われているけど、実際求人は戻っていますし。いろいろ幻想とかあると思うけどそれは全部打ち壊して「どこに行ったら自分は評価されるか、輝けるか」ということを考えるってことだと思います。
だから就活の悪いイメージが一般化しているから、そのイメージで学生を苦しめている感はあります。

現実を見ている人は実はそんな困ってません。
大企業の悪いところや中小企業のいいところもしっかり見た方がいいです。ちゃんとそういう現実を受け止めて議論をするべきなんですよ。現実見ないと自分たちのことしかわからないし、解決できないんですよね。

考えるためには自分が向いていることを探さないといけないと思うのですが、どのように探せばいいんですか?



そうですね・・・チャレンジしながら日々振り返ることかな。やっていて楽しいかとか一人でも成果出せるかとかってことが大事なんだと思います。
失敗することを恐れるのはわかるんだけど、失敗するくらいまでやらないと経験とは言えないですよ。世の中なんて自分のために動いていないですからね。成功しているように見える人も裏では涙流して努力をしていますからね。「世の中楽勝じゃねえぞ!!!」ってことに早く気づけってことだと思います。

学生に向けてメッセージをお願いします。



楽しむことをさぼらないこと。苦しいことも含めて楽しむことをさぼらないことが大事なんだと思います。
一方で、頑張りすぎないことかな・・・僕が頑張りすぎているから説得力がないのですが(笑)頑張らないといけないときに頑張ればいいんですよね。なんとか僕も毎日楽しんではいますし。「今日も締切待ってください!!!」とかそんなのばっかりだけど(笑)

まあ、働いてもいない人が飲むビールと一生懸命働いた人が飲むビールって美味しさが違いますからね。そういうことだと思いますよ。若いうちは死ぬほど睡眠時間削って働いても死なないからね。
僕の場合何もかも死ぬほどやってるから、何回死んでいるんだって話ですから(笑)

世の中どこ逃げてもいろいろありますからね(笑)
楽しくやろうよってことと、おかしいと思ったら適切に発信するってこと。
あとは選挙権がある大人は選挙に行くべきっていうことです。そういうことの繰り返しだと思います。

編集後記



実は初めて私1人で行った取材が今回の取材でした。
普段あまり緊張はしない私ですが、さすがにこの時は緊張しました。

高校生と就活は遠いものですが、実は早いうちから現実を見ておく必要があると思いました。
これは就活だけじゃなくて、普段の生活から心がけていくことが重要なのではないでしょうか?

ぜひこの記事を読んだ就活生は常見さんの本を読んで就活に挑んでください!!!


常見陽平公式サイト 陽平ドットコム
http://www.yo-hey.com/
高橋あけ乃

1995年生まれの17歳。現役高校生。
将来起業したいという想いから、夏休みの間インターン生として奮闘中。
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