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「世界で通用する人材になるには」-DeNA創業者、南場智子氏が語るこれからの生き方について【ベンチャー大学まとめ〜前編〜】

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「世界で通用する人材になるには」-DeNA創業者、南場智子氏が語るこれからの生き方について【ベンチャー大学まとめ〜前編〜】 6月25日に弊社が開催しましたベンチャー企業と学生のキャリア教育活性化プロジェクト『ベンチャー大学』の第一回目が行われましたので、その内容をまとめました。

・ベンチャー大学の概要
ベンチャーに興味がある学生必見!日本を代表するベンチャー企業経営者が揃うイベント「ベンチャー大学」

プログラムの内容


・18:00〜 開会式
・18:10〜 南場智子氏による講演会
・19:00〜 ベンチャー企業経営者による座談会
・19:50〜 ベンチャー企業で働く現役大学生による座談会
・20:20〜 交流会
・21:30〜 閉会

DeNA創業者、南場智子氏によるベンチャーという選択について


・講演者:南場智子氏

〜プロフィール〜
1986年4月、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。1988年、マッキンゼーを退職し、ハーバード大学へ。1990年にMBAを取得したのち、マッキンゼーへ復職。1999年に株式会社ディーエヌエーを設立、代表取締役社長に就任。2011年6月より、代表取締役を退任し、同社取締役に就任。

今DeNAが行っていること


はじめはインターネットオークションをはじめた。
その後は、モバゲーなどもやりつつ、決済サービスやECサイト、50代専用のSNSなど多数のサービスを展開している。

今行っていることは、モバゲーを中心に、ゲーム業界でNo1になるべく世界に挑戦している。
しかしゲームはあくまでも一つの小さな事業にすぎない。

同時に、新サービスの企画を、若手メンバーを中心に行っている。

今回はベンチャーという選択、つまりベンチャーに就職することについてがテーマであるが、「ベンチャーという選択」ってなんだろうか。

ベンチャーは形式的であり、本質的ではない。
ベンチャーというよりは、ベンチャーで得られることを見極めて選ぶべきである。

今の日本に思うこと


今の日本については、非常に危機感をもっている。

市場が右肩上がりじゃないのはしょうがないことであるが、だからといって全てにおいて悲観的になる必要はない。

国際的に見ても日本の地位は、政治的にも軍隊的にも相対的には決して右肩上がりとはいえない。
最近の日本の景気は、1年前に比べると良くなっているが、国の財政は非常に危機感がつのる。

日本の影響力は決して小さくなく、日本の経済が破綻すれば世界への影響は大きい。

しかし、今の日本が、この状況を切り抜ける具体的な道筋はない。
優秀な人が政治家をすれば盛り返せるだろうが、今の政治家は決して優秀とは言いがたい。

だからこそ、何とかしないといけないと強く感じる。

皆さんは、日本と一緒に暗い人生を歩む必要はないし、沈む必要はない。
それぞれが日本人である前に、人として、自らの幸せや夢を追求してほしい。
そして、力を付けてから日本を救えばいい。

今後の働き方は大きく変わってくるだろう


今後、働き方は、大きく変わってくることを認識してほしい。

端的にいうと、古典的な会社や同じ会社に属してずっと仕事をするというのは10年のうちにマイノリティになってくる。

どういう風になっていくかというと、いきなりみんながノマドのようにバラバラで働くようになる訳ではなく、プロジェクト単位でチームが生まれ、1つの目的に向かって集中して動くようになるだろうということだ。

それは、複数のプロジェクトを同時進行進めていくわけではなく、しばらくは1つの目的を目指した1つのプロジェクトを動かす形で今後も続くだろう。

そして、一つの目的のためのプロジェクトを達成する為に、世界中から目的に応じたベストな人材を集め、利益をシェアし、解散するという流れになる。

ベストな人材というのは、会社や国境などの境なく、世界からリソースを集めプロジェクトを進行する。

それを今DeNAでも行っているところである。

世界で通用する人材になるには


今後、国境を超えてプロジェクト達成のために、ベストな人材がソーシングされる時代は間違いなく来るだろう。
もし10年後に、日本がそうなっていなければ、日本は世界に取り残されるだろう。

今日伝えたいのは、皆さんには、世界からお呼びがかかるような人材になってほしいということ。

世界に必要とされる人材になるために目指すための姿は2つある。

・狭くても良いから非常に深い専門の技能や知識を身につける
・とにかく目的があったら、必要なリソースを集めてそれを必ず成し遂げる

まずは専門的な知識やスキルを深め、そのあとに、完結的にプロジェクトが行える人材、つまり起承転結がなせるように目指すべきである。

この世に、人は二種類しかいない。

・この人に任せれば絶対大丈夫と思える人
・この人に任せたら絶対に失敗すると思う人

もし、今後者だったとしても頑張れば社会に出て5年以内になれる。
どんな大きな問題やプロジェクトでもできる人はできるし、できない人はできない。

10年後、大小様々なプロジェクトが発生すると思うが、どんなプロジェクトであっても、起承転結ができる人材になっておくべきである。

まだなにがやりたいか分からない人は、起承転結なことを任せれて、失敗しても良いから1000本ノックのようにどんどんプロジェクトを動かさせてくれる会社に入るべきだ。歯車ではなく起承転結を任せてくれる会社。
ベンチャーであるというのは本質的ではない。

起承転結ができるようになっても世界で通用する人物になれるか不安かもしれないが心配しなくていい。

まずは、何か1つでも自分が自信をもってできるといえるものをもっていれば良い。
その後、なにかプロジェクトに参画することで、さらにプラスαのスキルや知識がつく。

そうすることでまずは力をつけて、この人なら任せられるという人材になろう。

それからのステップは、プロジェクト自体を甦生し、世界から人材を呼べる人材になるべきである。
つまりリーダーシップを発揮できる人材になるべきだ。

日本の教育は完璧な答えが言える人しか生まない


今の日本の教育では世界で通用する人材になるのが難しいのが現状だ。

弊社では、年間に3万人が受けにきて、100人が採用される。多くの優秀で実績のある学生が受けにくる。
しかし、最終選考に残るのはわずかだ。

落ちている人は、「間違えない達人」「間違いなく正しい答えを言える」学生ばかりだ。
解答欄があれば、そこに正しい答えをかける人間。常識の塊。
「なぜDeNAを受けたのか」を聞くと、面接官が求めているような答えを言う。

しかし、そういう人材は、果たして新しい事業を行えるのだろうか。
言われた通りにすることはできるだろうが、1からプロジェクトを立ち上げれるのかどうか、任せれるのかどうかに不安が残る。

今後、国境をまたがるプロジェクトを作り、リーダーになるには世界のリーダーと戦うという事である。
グローバルスタンダードのリーダーは、小さい時から、好きなものをプレゼンしている。
そんな世界の人材と競争していかなければならない。

周りと違ったことをすると、あまり得をしないのが今の日本ではあるが、今日からその考えを改めてほしい。
そして変人を祝福できる人になるべきである。

じゃないと、10年後競争に負けているだろう。

世界の優秀なリーダーたちは、日本に来たときに、タクシー運転手やレストランの店員のホスピタリティや優秀さには感動するが、企業のトップなどにはがっかりして帰る人が多い。
しかし、それは今の日本で教育を受けた人がリーダーになった典型である。

皆さんは、今すぐにでも、目に見えない世界のリーダーと競争したほうがよい

常識を疑うことの大事さ


大学時代まではほとんど考えず進路を選んできたひとが多いだろう。

日本は、あまり迷わないような仕組みができているからだ。
答えに対して疑がうことを教えられない。
いつも正しい一つの答えしか用意されていない。

本当にそうなのかどうか疑わず、ベストな答えがいえる間違わない人材しかいない。

しかし今日から考えを改めるべきである。

それにあたって今このときからが勝負である
1つの線路にそって、だれかの為に生きるのではなく、自分がどうしたいのか、どういう人生を歩みたいのかをしっかり考え、自分が納得の行く道を歩みはじめてほしい。

常識を疑うというのが大事だ。

『良質な非常識』

これはDeNAのスローガンである。

常識的な行動は必要かもしれないが、頭まで常識に支配されるとその人に価値はなくなる。

どうしてこの常識ができあがったのかを考え、答えを導きだす。
それは本当なのか、なんでそう言っているのかを疑う。

自分なりの考えで代替案を考える。

そうなれば、国境をまたいでプロジェクトを動かせるリーダーになれるだろう。

質疑応答



Q.そもそも大学を出る必要があるのか

A,ない。大学で得る事があるなら進めばいいが、自分で考えて、行く必要がないと判断すれば行く必要はない。

Q.夢はなにか

A.私は日本が好き。日本をなんとかしたいと思っている。
私が日本に危機感を感じて、行動するのは、日本の今の状況を打開したいからである。

世界のうねりを創りだせるような人材を排出していきたい。
それをDeNAで成し遂げたい。

もう一つは、グーグルを超える、アップルをこえるIT企業を日本から輩出したい。
DeNAはそれを目指している。
今はソーシャルゲームが中心だが、それは非常に小さなことである。
やはりビジネスをやるからは一番になりたい。トップになりたい。
日本をもう一度世界のトップへという想いは、安倍さんと一緒。

それは結果的に日本の活性化につながると信じている。
それが一番の近道であると思うから。
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