【例文つき】インターンシップに受かる志望動機の書き方・考え方!
“ウケる”志望動機の書き方や考え方とは?
インターンシップや就職活動を始める際、必ず問われる「志望動機」。エントリーシートや面接など、様々な場面で問われるため、しっかりと用意しておかなければなりません。
「インターンシップのエントリーシートで志望動機をどう書けばいいか分からない」「面接で志望動機を聞かれたら、どう答えればいいのだろう」と困っている学生は多いのではないでしょうか?そこで今回は、インターンシップで“ウケる”志望動機の書き方や考え方を例文つきで解説します。ぜひエントリーシート作成の参考にしてくださいね。
タイプ別で考える志望動機のつくり方
やりたい職種や行きたい会社が決まっている場合
やりたい職種や行きたい会社は決まっていますか?
「営業職のインターンシップがしたい」「Web制作に携わりたい」「〇〇のプログラムに参加したい」など、具体的に志望する仕事や会社が決まっている方は、以下のような点をじっくり考えた上でインターンシップの志望動機を膨らませましょう。
- なぜその会社や仕事に興味を持ち、志望したのか
- その会社や仕事への興味、志望に繋がったと思われる自分の経験や体験
何が言いたいかというと、大切なのは「あなた自身の観点」だということです。ライバルもあなたと同じように、その職種や会社に興味を抱いて、そのインターンシップを志望しています。
「営業職のインターンシップを経験したい」「以前からマーケティングに興味を持っていた」という志望動機では、企業の目に止まらなくなってしまいます。
【例文】
このインターンシップに応募した理由は、ユーザー目線の企画立案に魅力を感じたためです。私は将来、利用者の立場を考えたアイデアを生み出す企画職として働きたいと考えています。御社のインターンシップで、実践的なスキルを身につけたいです。
この例文のように書き、そのあとにこの点を重視する自分の考えや経験などを書いていくことで、あなたならではの志望動機となります。もちろん、なにか特別な活動や経験である必要はないので、サークルやアルバイトなどの経験を掘り起こして、インターンシップの志望動機に盛り込んでみましょう。
やりたい仕事は明確ではないが、インターンシップに興味がある場合
上記のような場合は、志望動機も思いつきやすいのですが、“インターンシップに興味はあるが、やりたい仕事が決まっていない”人も多いのではないでしょうか?しかし、心配しなくても大丈夫。やりたい仕事は明確ではなくても、インターンシップをしたいという方は、少なからず何かしらの動機があるはずです。
- インターンシップでとにかく成長したい、今の自分を変えたい
- インターンシップで社会経験を学生のうちに積みたい
といったようなものです。
このときに役立つのが「深堀り」です。常に「なぜ?」という姿勢で自分の経験や体験を掘り下げ、「将来何がやりたいか?」「どうなりたいのか?」を考えておきましょう。なかなか「将来どうなりたいか?」の答えが出てこない場合もありますので、その場合は著名なビジネスマンや憧れの人物などを設定してもいいかもしれません。
「とにかく成長したい → なぜ成長したいのか?」、「社会経験を学生のうちに積みたい → 何のために社会経験を積みたいか?」と掘り下げることによって、根底にある“本当の志望動機”が出てくるはずです。その上で、「インターンシップから何を学び、どう成長したいのか?」ということも志望動機に盛り込みましょう。
例えば、「現状の自分に満足していない → アルバイトでこういう体験をしたので、インターンシップでこういうことを知りたくなった」など、あなた自身の考えが明らかになるでしょう。
【例文】
インターンシップを通して、マーケティングの知識を深めたいと考えています。ファストフード店でのアルバイトで、期間限定商品の売上が高いことに興味を持ちました。その時にマーケティング戦略が関わっていると知り、もっと詳しく知りたいと思うようになりました。
目的を具体化する重要性
これまで書いてあることは「インターンシップをする目的を明確にしよう」ということです。では、なぜ目的が具体的であればあるほど、充実したインターンシップができるのでしょうか。それは次のような理由があります。
- 目指すゴールが達成できたのか、自分が得たものを振り返られない
- インターンシップで何を優先すべきで、何を切り捨てるべきか、適切な判断ができない
- 目的がなくインターンシップすると軌道修正できず、「行き当たりばったり」になってしまう
例えば「成長するため」という目的では漠然としすぎています。具体化したほうがゴールが明確になり、自分の得られるものも大きくなるでしょう。インターンシップで得られる成長は、次のように色々あります。
- IllustratorやPhotoshopを使って、ウェブサイトのデザインが使えるようになる
- 就職してから即戦力となれるような営業スキルを身に付けられる
漠然と「成長したい」という目的でインターンシップを始めるのも良いと思います。がむしゃらに突き進むという時期もあるでしょう。ただし、どう成長したいのか具体的であればあるほど、大きく成長することができます。また、考えが具体化していると、面接時の評価にも繋がります。
人によってインターンシップをする目的は様々ですし、得られるものも様々です。まずは自分のインターンシップをする目的を具体化することからはじめましょう!
より良い志望動機にする2つのポイント
このように自分の経験や体験から、インターンシップに志望する動機を明確にした上で、さらに良い志望動機にするには“2つのポイント”があります。
1つは、企業の事業内容や仕事内容、理念、業界などを研究し、「その企業や仕事ならではの魅力を織り交ぜる」こと。志望する職種や業界には、他にも多数の企業があります。自分が興味を持った動機や経験を織り交ぜつつ、「なぜ、その企業でインターンシップを志望するのか?」を端的に表現しましょう。
そして、もう1つは「あなたの将来のビジョンを織り交ぜる」こと。特にベンチャーなどのインターンシップの志望理由として好まれます。志望動機は、経験や体験などの過去だけではなく、将来のビジョンといった未来にもあるはずです。
「このインターンシップに参加して、何を得て、どうなりたいか?」をより具体的に語ることで、そのインターンシップを志望する必然性が生まれます。また、目的を考える際に自分の頭の中だけで悩むのではなく、自分の考えを紙に書き出してみるとよいでしょう。自分の考えを文字に起こすと、想いが明確になってくるものです。
【例文】
実際の商談まで同行できるところに魅力を感じ、こちらのインターンシップに応募しました。最終的に一人でも営業ができる能力を身につけ、社会人になったとき、即戦力として働ける人間になりたいです。
実際にインターンシップを始めてからも、紙に書いておけば“そもそもの目的”に立ち返ることができます。
受かる志望動機の書き方・考え方
インターンシップで“ウケる”志望動機とは、
- あなた自身の体験や経験
- その企業や仕事ならではの魅力
- あなたの将来のビジョン
をより端的で具体的に述べているものになります。全部詰め込む必要はありませんが、ポイントとして掴んでおいてください。このように志望動機を考えはじめると、とても難しく感じられるかもしれません。しかし、自分のやりたいことや将来を見つめる、いいきっかけになるのではないでしょうか。
このコツを使って、あなたもインターンシップに挑戦してください!
(参考記事)
最後に
いかがでしょうか。インターンシップで“ウケる”志望動機の書き方や考え方について解説してきました。これらのコツを参考にしつつ、あなたならではの工夫も活かしてぜひ魅力的な志望動機を作成してくださいね。