自己紹介は自己PRではない!話す内容のポイントとは
就職活動
  • hatebu
  • line

自己紹介は自己PRではない!話す内容のポイントとは

自己紹介と自己PRの違いや、それぞれのポイントを解説!

「最初に自己紹介をしてください」「では最後に自己PRをお願いします」

 

このように、面接では自己紹介と自己PRが必ず求められます。では、この2つにはどのような違いがあるのでしょうか。「どちらも同じ内容になってしまった」という学生さんも多いかと思います。実は、自己紹介と自己PRはその目的が違うんです。つまり、内容が同じということはあり得ません!そこで今回は、自己PRとよく混同されがちな自己紹介について、話す内容のポイントを紹介していきます。

自己紹介と自己PRの違い

まずは、自己紹介と自己PRの違いについて見ていきましょう。この2つの違いはズバリ、自己紹介は“きっかけ作り”、自己PRは“掘り下げ”だということです。自己紹介では面接で話す内容のきっかけ作りをし、それを元に自己PRではエピソードを深彫りしていきます。

 

しかし、この2つを混同してしまうと、自己紹介を求められているのに自分の強みやアピールポイントを言ってしまうのです。これでは、企業の求めていることと合致しないため、質問の意図を理解していないと捉えられてしまいます。

自己紹介、何を話す?

自己PRとの違いは明確になりましたが、では一体何を話せば良いのでしょうか?

 

1. あいさつ

面接が始まって最初に声を出すのが、この自己紹介だと思います。そのため、いきなり名前を言うのではなく、第一声は元気な声であいさつをしましょう!「おはようございます」「こんにちは」「はじめまして」など、笑顔でハキハキと言うことで、第一印象が圧倒的に良くなります。

2. 出身校

大学名、学部、学科を言いましょう。

3. 名前

自己紹介ですから、名前は必須です。面接官全員に名前を覚えてもらえるよう、ハッキリと伝えましょう。名前の由来などがある人は、それも交えて言うことでより強い印象を残ることができます。

4. 感謝の言葉

感謝というのは、面接に時間を割いてくれたことへのお礼です。企業側も普段の業務がある中、採用に向けて時間を作っています。

5. 趣味や特技など

自己紹介として、自分がどのような人なのかを伝えましょう。好きなことや、普段欠かさずやっていることなど、あなたを表現できるものなら何でも大丈夫です。

 

こういった感謝の一言があるのとないのとでは、面接官に与える印象が全然違います。この感謝の言葉を入れると、周りと差を付けることができます。ぜひ実践してみてください。

6. 大学で勉強していること

大学生の本分は勉強です。そのため、普段どんなことを学んでいるかを自己紹介で伝えることは重要です。どんな研究をしているのか、何のゼミに入っているのか、簡潔に説明しましょう。

7. 自己PRの元になるキーワードを出す

ここで、後の自己PRに繋げるためのキーワードを出します。アルバイトやゼミ、サークル活動など、自己PRに出てくるエピソードの大枠だけを話しましょう。ここで具体的に話してしまうと、自己PRと一緒になってしまうので注意が必要です。あくまでも“きっかけ作り”に留めるようにしましょう。

 

また、面接官に興味を持ってもらえそうな“キーワード”を出すことで、その後の質疑応答でたくさんコミュニケーションをとることができます。例えば、「大学2年生の夏、1か月間1人でバックパッカーをしたことがあります」という自己紹介では、「バックパッカー」がキーワードになります。「どこの国に行ったの?」「一番感動した出来事は?」など、質疑応答では話が広がっていくでしょう。

 

自己紹介を作る際は、「一番広げたい話は何か」を考えるのがポイントです。

8. あいさつ

最後もやはり、あいさつで締めましょう。

 

以上が、自己紹介で主に話す内容です。これらはあくまでも一例なので、必ずしもこれ通りに言う必要はありません。話す順番や内容など、自分流にアレンジしてみても良いでしょう。

 

「どうやったら面接官の心を惹きつけられるか」ということを第一に考えるようにしましょう。

きっかけを作る自己紹介の例文

では最後に、後の質疑応答、そして自己PRに繋がる自己紹介の例文を紹介したいと思います。

 

「おはようございます。○○大学□□学部△△学科から参りました、キャリア花子です。本日は貴重なお時間を割いていただき、ありがとうございます。私は走ることが大好きで、毎朝30分ランニングをしないと1日が始まりません!大学では、国際問題について学んでいて、特に教育に焦点を当てています。講義で聞いたことを実際に見てみたくて、大学2年の夏休みには、1か月間1人でバックパッカーをしました。「とにかく自分の目で見る!」をモットーに日々走り回っています。本日は、御社への熱意を精一杯伝えたいと思います!どうぞよろしくお願いいたします」

 

「自己PRの元となるキーワードを出しながらも、しっかり自分のキャラクターを伝える」これを大事にしてみてください!

最後に

いかがでしょうか。自己紹介と自己PRの違い、話す際のポイントについて解説してきました。就活を進めていく中で自己紹介や自己PRをする機会も増えていくと思いますので、ぜひ参考にして、あなたなりのアピールをしてくださいね。

Copyright © en Japan Inc. All Rights Reserved.