【25卒】インターンシップの面接ってどんな感じ?
事前準備のポイントをご紹介します!
企業のインターンシップにエントリーし、そろそろ面接という方もいるのではないでしょうか?一方で、「通常の採用面接とどう違うの?」と不安を感じている方もいるでしょう。この記事では、インターンシップの面接に準備万端で臨むことができるよう、「どのような質問がされるのか?」「どんな事前準備が必要なのか?」についてわかりやすく解説しています。
インターンシップの面接は採用面接とどう違う?
まずは、インターンシップの面接と採用面接の相違点や共通点、また面接でよく聞かれる質問について説明していきましょう。
採用面接とは目的が異なる
それぞれの面接の違いを知るためには、インターンシップと就職の違いを知る必要があります。
まずインターンシップは、「就労体験」です。つまり正式な就職ではなく、企業に職場体験をさせてもらう機会を指します。つまり通常の就職とは違い、長期雇用をするための面接ではないのです。
通常の就職は、面接は応募者の性格や適性、やる気、ポテンシャルなどを知り、自社で長期的に活躍できるかを見きわめるために行います。インターンシップの面接は一時的な雇用を受け入れるかどうかを判断するために行われるものであり、それぞれ面接を行う目的自体が異なるのです。
インターンシップの面接は長期雇用のために行うものではないため、就活の採用面接ほど厳しい目で判断されることはありません。採用面接が長期的な目標やライフプランなども質問されるのに対して、比較的短期的な視点での質問が多いのも特徴です。インターン生を受け入れる企業としては、就労体験の場を提供するに過ぎないため、以下2点に着目するのが一般的です。
★…なぜ、当社のインターンシップに応募したのか?
★…インターンシップを通じてどういったことを経験したいのか?
採用面接では、応募理由ややりたいことが自社の業務内容と合っているか、自社で長期的に活躍できそうかといった点が着目されます。
採用面接と共通して重視される点
インターンシップの面接と採用面接は目的や採用基準が異なるとはいえ、採用面接と同様に重視される点もありますので知っておきましょう。
1つ目は「コミュニケーション能力」です。インターンシップでも企業の社員や取引先などのお客様と話すことがあるため、社会人同様に対応力があるか、機転が利くかどうかが大切なポイントとなります。相手の質問から相手が知りたいことを理解し、それに答える力が重視されるわけです。そのため、質問を理解して回答することが大切です。
2つ目は「自己分析ができているかどうか」です。自分の長所や短所について、客観的に見て判断できるかが重視されます。これは、自分自身の課題解決能力が優れているかを判断されるので、面接前に自己分析を行ってみるといいでしょう。
3つ目は「基本的なマナーと服装」です。企業で就労体験をする以上、一緒に働く相手に失礼のない言葉づかいやマナー、不快感を与えない服装ができるかも大事なポイントとなってきます。
この3点は、しっかりとおさえておくことをオススメします。
インターンシップの面接でよく聞かれる質問
では、インターンシップの面接でよく聞かれる質問と質問される意図、さらにその答え方について紹介していきます。質問される意図を理解することで、より回答もしやすくなるのでしっかり確認していきましょう。
自己PRや応募理由
インターンシップの面接でよく聞かれる質問は大きく分けて2つあり、その1つが自己PRや応募理由です。
この質問では、応募者の人柄とポテンシャルを知ることが目的とされているのが一般的です。これに答えるには前述した自己分析をしっかりしておくことが大切です。また応募理由では熱意と目的を持って応募してきているのかどうかも見られます。インターンシップを受け入れる企業としても、業務の時間を割いて対応することになるため、それに相応する人材かどうかを重視しているからです。
自分の個性やスキル、そのレベルが分かるように客観的な基準や数字を使って自己PRするのがオススメです。たとえばリーダーシップがあると伝えたいのであれば、学生時代のサークルやクラブ活動、ゼミなどでの経験談を交えながら説明しましょう。
そして長所や強みにつなげ、それを活かしたいと思いこのインターンシップに応募したと回答しましょう。説得力がある応募理由となり、自己PRも効果的です。
大学生活や勉強のこと
インターンシップの面接でよく聞かれる質問の2つ目は、応募者自身のことです。大学生活で印象に残っていることは何か、どんな勉強をしてきたのか?などを聞かれるのが一般的です。
大学生活での話はサークルやアルバイトなどについての話になるかと思いますが、より具体的なエピソードを交えて話せるとより印象に残りやすくなります。またここでも前述の長所を盛り込むとなお効果的です。ここでは成功したことや頑張ったことを話すのも良いですが、失敗したことからこんなことを学んだという話をするとより印象に残るエピソードとなるでしょう。
勉強については、専門的な言葉が出てくる場合もあるでしょう。一緒に勉強している仲間であれば問題ありませんが、まったく知らない人だと言葉自体が分からないこともあります。そこで専門知識がない人でも理解できるように説明することが大切です。仕事をしていく中で、分かりやすく専門用語を使わずに説明する能力は非常に重要となります。また大学で学んでいることが応募企業の業務内容に関係する場合は、応募理由に絡めて話すと良いでしょう。
インターンシップの面接は事前準備でほとんどが決まる
インターンシップの面接は事前準備が大切です。準備をしていなければ、対応ができず慌ててしまうこともあるでしょう。質問に対する回答はもちろん、服装や礼儀作法についてもしっかりと確認してください。
質問に対する回答はあらかじめ用意しておく
ご紹介した定番の質問はもちろん、聞かれるであろう質問を想定し、あらかじめ回答を用意した上で面接に臨むようにしましょう。ただ答えをなんとなく考えるのではなく、まずは回答を箇条書きでも文字に書き起こし、口に出して話す練習もしておきましょう。思っていることがすらすらと言葉に出るには慣れが大切です。
想定外の質問をされた場合も慌てないことです。聞かれている質問と意図を考えて回答しましょう。
応募者からの質問はないか?と逆に聞かれることも多々あります。自分が知りたいことを尋ねるので構いませんが、会社のホームページに記載されていることなど調べれば分かることは避けましょう。インターンシップに対しての真剣さがないのかと感じさせてしまいます。そういった意味でも、応募企業や業界に関してある程度調べられる情報はチェックしておくことをオススメします。
服装や礼儀作法なども確認しておこう
第一印象は出会って数秒で決まると言われます。第一印象の決め手となるのが、視覚55%、聴覚38%、言語7%の割合です。つまり服装に清潔感や社会人らしさを感じられるかは非常に重要です。
面接時の服装は基本的にスーツですが、私服で構わないと書かれている場合は、ビジネスカジュアルにしましょう。男性は襟のあるシャツとジャケットにチノパン、革靴が一般的です。女性はジャケットにスカートかパンツですが、ジャケットの中は派手でないインナーであれば問題ありません。足元はヒールが高すぎないパンプスを履きましょう。髪型やメイクも清潔感がある学生らしいものにすることが大切です。
手ぶらでいくのではなく、筆記用具、印鑑、身分証明書などは最低限携帯しておきましょう。挨拶や入室前のノック、お辞儀などの礼儀作法についても今一度確認しておくことをオススメします。
最近では、オンラインでの面接も増えてきています。カメラやマイクのチェックをしたり、画面に自分がどう映るか部屋の明るさを調整したりしておきましょう。また面接の際は、明るく気持ちの良い対応をする、対面より大きめのリアクションを取るなど、意識的に演出することを心がけると良いです。
面接の後に時間を割いてくれたことへのお礼のメールを送ると、より印象が良くなりますのでできるだけ早く送りましょう。
最後に
インターンシップの面接は就職面接ほど厳しくはありませんが、服装や礼儀作法はもちろん、面接時にされるであろう質問にもしっかり事前準備をしておくことが大切です。まずは自己分析と応募企業や業界についてのリサーチから始めましょう。
インターンシップを実施している企業は『キャリアバイト』でチェック!ぜひ積極的に参加してみてくださいね。