【25・26卒向け】2年生からの就活、最初の一歩は何から?
今からできる就活を徹底解説!
2022年4月、インターンに関するあるニュースが話題になりました。
それが、「2025卒(現2年生)の就活から、インターンシップに参加した学生情報の採用選考への利用が認められるようになる」というものです。インターンはこれまでも採用選考に組み込まれていたのが実態ですが、採用直結型のインターンが「公認」されるのは初めてのこと。その結果、インターンの重要度が増すのはもちろん、選考の早期化が進むなど、25卒・26卒のみなさんの就活に影響を及ぼす可能性があると言われています。
こうしたニュースを受け、「早めに就活を始めよう」「何かを始めなくちゃいけない」と考えている学生のみなさんも多いのではないでしょうか。その一方で、「いつから、何から始めたらいいの?」と悩んでいる方もいるのではないかと思います。
そこでこの記事では、大学2年生から就活を始めたインターン生が自身の体験をもとに徹底解説。一足先に就活を始めるにあたり、何からやっていけばいいのかを詳しく説明していきます。ぜひチェックし、最初の一歩につなげてくださいね。
2年生からの就活、最初の一歩でできることは?
2年生からできる就活の準備ですが、大きく分けて4種類あると言えます。
(1)2年生も応募可能なインターンに応募する
(2)書類選考の対策をする
(3)SPIの対策をする
(4)先輩に話を聞く
具体的に何をすればいいのか、次の項目から説明していきます。
最初の一歩(1)インターンに応募する
まずは「2年生も応募可能なインターンに参加する」から説明していきます。インターンに応募といっても、どんな種類があり、どのインターンに応募すればいいのかは分かりにくいことも多いですよね。ここでは、インターンの種類と特徴を解説します。
短期インターンシップ
短期インターンシップは、その企業や業界について「知る」ことをメインの目的としたもの。さまざまな企業や業界を幅広く知りたい方にオススメです。
1日のみ、2~3日、1週間など短期インターンシップの期間はさまざま。仕事を経験するというより、会社説明会や質疑応答、グループワークなどが行われるケースが多いです。基本的に報酬等が支給されることはありませんが、例えば本選考での書類選考免除や一次面接免除など、参加者への特典を用意している企業もあります。
長期インターンシップ
長期インターンシップは、就業経験を積み、「働く」ことをしっかり知ることができるというもの。実務経験を通じて、仕事内容を深く知りたい、企業や業界の特徴を理解したいという方にオススメです。
期間は、基本的に3ヶ月以上。企業HPの「採用情報」で募集を見つけられるほか、『キャリアバイト』のような長期インターン求人サイトでも見つけられます。実際に働くため、給与や報酬が支給されるのも大きな特徴。長期インターンを経験することで、収入を得ながら企業や業界、各職種の仕事内容について詳しく知ることができます。
どちらにもメリットはありますが、「幅広くいろんな会社を見てみたい、知りたい」という方は短期インターンシップに、「しっかりと仕事内容を知りたい、実務経験を積みたい」という方は長期インターンシップに参加するのが良いでしょう。
最初の一歩(2)書類選考の対策をする
インターンシップでも、就職活動の本選考と同じように、エントリー後には書類選考があります。その書類選考の通過率を高めるためのポイントは以下3点です。
【1】自己分析で「自分を知る」
【2】業界・企業研究で「会社を知る」
【3】自分がその企業で「どう活躍できそうかを伝える」
具体的に何をすればいいかを以下で解説していきます。
自己分析を行おう!
エントリーシートには、自己PRや長所、短所の克服の仕方などの記載事項があります。文字数は、100~300文字で求められる場合がほとんど。「誰でも書けるのでは?」と思うかもしれませんが、実際に書いてみるとそうはいきません。
ポイントは…
・そう思うようになったきっかけやエピソード
・どんな場面で長所を活かし、どのような成果をあげたか
・短所を克服するためにどのように努力しているか
を記載することです。
これを書けるようになるために必要なのが自己分析です。自分のことをより深く知り、言語化することで記載内容の質がグッと変わります。私自身、自己分析を行った前後で書類選考の通過率が大きく変化しました。早めの対策を心がけ、志望企業に自信を持ってエントリーできるようにがんばりましょう。
業界研究を進めよう!
エントリーシートの中で、「志望動機」が最も重要、なおかつ難しい項目です。作成のポイントは、「なぜその会社を志望したか」ではなく「なぜその会社でなくてはいけないのか」を記載すること。さらに周りと差をつけるには、「その会社でどんな仕事をし、どのように会社に貢献できるか」まで考えて伝えることです。
さまざまな業界、企業、職種がある中で「その会社でなくてはならない」という強い意志を伝えるには、しっかり研究することが必要です。1・2年生から業界や職種について学び、イメージを膨らませるためにも早くからインターンシップに参加することは非常に有効です。インターンシップでつかんだイメージをもとに、もう一度自分のやりたい仕事を考え、自身の想いや希望を具体的に言語化できるようになりましょう。
ガクチカを考えよう!
みなさんは、「ガクチカ=学生時代に力を入れたこと、がんばったこと」をご存知でしょうか。エントリーシートにはほとんどの場合にガクチカの記載が求められ、面接でもその内容をもとに質問をされることが一般的となっています。
記載例としては、大学の研究やゼミ、部活動やサークル、アルバイト、ボランティア活動などがあげられます。ポイントはただ経験を書くだけでなく、「その経験から何を学び、どのような失敗や苦労を経験し、どう成長したのか」を書くこと。さらに、「そこで得た力を仕事でどう活かせるか」まで記載できると、周りと差をつけられます。
ガクチカは何パターンか用意しておくことをオススメします。理由は、企業によって活かせる力が変わってくるからです。その企業、職種に求められる力を見きわめ、表現できるよう心がけましょう。実際、私は2年生の後期から作成に取り掛かり、4パターンを作成しました。みなさんも、ぜひ早めから取り組んでみてください。
最初の一歩(3)SPIの対策をする
書類選考通過後には、インターンシップでも就活の本選考でも、面接試験の前に筆記試験が課される場合が多いです。なかでも有名かつ多く導入されているのがSPI試験。この結果で足きりがあることも多く、かなり重要なものとなります。
そんなSPI試験を突破するポイントは、「スピード」と「正確性」です。というのもSPI試験は問題量が非常に多いことに加え、1問ごとに制限時間が設けられているため、後からゆっくり考えたり、解きやすいものから解いたりすることができないからです。
そこで最も有効な対策が、問題集の演習を繰り返すことです。SPI試験は問題が毎回異なるため、なるべく多くの問題や知識に触れることが重要です。実際、私は3冊の問題集をやりきり、知識を増やしたことで得点アップにもつながりました。特に漢字問題などは多くの問題に触れ、知識を増やしておくことが大切です。早くからコツコツ問題演習に取り掛かり、自信を持って選考突破できるようにしましょう。
最初の一歩(4)先輩の話を聞く
最後に、一番簡単で始めやすいものを紹介します。それが、先輩の話を聞くことです。どのように志望企業を決めたのけ、エントリーシート作成のコツは何か、就活で苦労したのは何だったのか…など、何を聞いてもOKです。
就活は正解がこれと決まっているものではありません。だからこそ、さまざまな人の話を聞き、視野を広げ、そこから自分で考えることが大切です。学校のキャリアセンターに先輩の所在を訪ねてもいいですし、サークルやアルバイト先の先輩、高校の先輩に連絡を取るのもありです。気負わず、より多くの人に話を聞いてみましょう。
最後に
いかがだったでしょうか。
2年生からの就活は何から始めたらと悩んでいる方もいるかもしれませんが、ここまで説明してきたように、できることはたくさんあります。また、すべてできなくても大丈夫です。まずは、できそうなことか一つずつチャレンジしてみてはいかがでしょうか。早くから動き出すことで、周りに差をつけ、就活を有利に進めてくださいね。