【24卒向け】就活経験者が語る就活メイク術~証明写真編~
すこしの工夫で印象が変わる!
「就活メイク」という言葉を耳にしたことはありますか?就活メイクは普段のメイクと違う部分が多くあり、美しさや可愛さを重視するのではなく、清潔感や誠実さをより意識するものです。これから就活が本格化する24卒のみなさんは、エントリーシートを作成する際などに、就活メイクをして証明写真を取る機会も増えてくると思います。
では、証明写真撮影時の就活メイクは、どのようにすればいいのでしょうか?この記事では、23卒として就活を経験したインターン生が撮影時の就活メイクをレクチャーします。
最近では、メイクサービスを提供している写真館もあります。この記事を執筆している私も利用したことがありますが、便利に感じる一方、「いつもの自分とは違う」「再現しにくい」と感じました。同じような想いや、漠然とした不安を抱えている方もいるでしょう。
今回は就活メイク術について、ベースメイク、アイメイク、リップメイクのパーツごとに解説しています。自分でも再現可能なメイクを意識していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
ベースメイクはナチュラルに
まずはベースメイクについてです。コロナ禍におけるマスク生活で、下地は塗ってもファンデーションを塗らないという方も増えたのではないでしょうか。
ベースメイクのポイントは、ナチュラル・薄付きです。ここからは、ベースメイクについてさらに詳しく説明していきます。
ファンデーション
証明写真を撮る際にファンデーションは必須です。その際のポイントは、カバー力が高いものを使用し、肌を均一にすることです。
ただし、美白を意識して色が白すぎるものを使用すると、スタジオの明るさで白飛びしてしまうことがあるので注意が必要です。また色を選ぶ際には、首の色に近い色を選ぶのがポイント。最近は、地肌より明るい色のファンデーションを使う人も増えてきましたが、首元と差ができてしまいバランスが悪く見えてしまいます。
ちなみに、おすすめのファンデーションは『メイベリンのフィットミー リキッドファンデーション』です。色が豊富で自分に合う色を見つけやすいため、こちらで自分の肌色に最も近い色を選んでみてはいかかでしょうか。
カバーメイク
肌を均一にするには、カバーメイクも重要。ポイントはコントロールカラーを使う、塗りにムラをなくすという二点です。クマやニキビは、ファンデーションやコンシーラーだけでは色味の関係から綺麗に隠すことができません。クマには青クマ、黒クマなど種類があり、ニキビにも赤いもの、黄色いものなどがありますよね。それによってどの色味を使うべきかが変わってくるからです。自分の肌事情がどこに部類されるかを事前に調べておきましょう。クマの種類別に適切なコントロールカラーを紹介しているサイトもあります。自分はどのタイプかぜひ確認してみてください!
おすすめするコントロールカラーは『Ririmew トーンアップカラープライマー』です。保湿成分も高く、肌が荒れにくい特徴があります。また、自然にトーンアップも可能ですので清潔な印象にグッと近づくと思います。
コントロールカラーの使い方、色別の説明が詳しく記載されているサイトもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね!
ハイライトやシェーディング
ハイライトやシェーディングは、まず必要なのかが気になりますよね。結論、必須ではありません。就活メイクのポイントは、あくまでも美しく見せるのではなく清潔感を意識することです。もしハイライト等を入れるのであれば、いつものメイクの半分程度に濃さを意識すると良いでしょう!
アイメイクは華やかに
続いて、アイメイクについて説明していきます。誰かと会話をするとき、相手の目を見て話すことからも分かるように、目元の印象はかなり重要です。そんなアイメイクのポイントは、ずばり「上品に、華やかに」を意識することです。
筆者も、後輩から最も質問されたのがアイメイクについてでした。みなさんの中にも不安や疑問を感じている方は多いでしょう。ここから詳しく解説していきます。
アイシャドウ
まずは、濃さと質感です。質感は、マットとシマーを組み合わせるのが良いでしょう。ラメやグリッター、パールの入ったものは避けるのが賢明です。濃さは、薄付きを意識しすぎてはいけません。特に、撮影時は光が当たるぶん実際の見え方より薄く見えてしまいます。意外かもしれませんが、濃さは普段と同じくらいで大丈夫です。
色味については、肌なじみのいい色を使いましょう。主にベージュカラー、ブラウンカラー、薄目のコーラルなどが望ましいです。ただし、ブルべとイエベで似合う色が違いますので、パーソナルカラーを事前に調べておくようにしましょう。
アイライン
アイラインは華美になるから引かないほうがいい?と思っている人もいるかもしれませんが、アイラインは引くべきです。目元がはっきりすることで印象が良くなります!証明写真では、実際に目に映るときより薄く映るので濃く、太く引くのがポイント。使用するものは、発色の良い黒のリキッドタイプがいいでしょう。
しかし、アイラインは一重と二重で引き方が異なるので要注意です。引き方を一歩間違ってしまうと、滲んでしまい、目元全体が黒くなってしまうことも…。目元別に引き方を紹介しているサイトがありますのでぜひ参考にしてみてください!
その他アイメイク
涙袋
涙袋メイクはしても大丈夫ですし、したほうが自分の顔に自信が出るなら絶対にするべきです!注意点は、ラメやグリッターを使わない、派手にしすぎないことです。シマーな色味も控えましょう。おすすめは、コンシーラーの一番明るい色などを使うこと。ザセムのチップコンシーラー0.5番や1番などは私も実際に使用していました。価格もお手頃なので、気になった方はチェックしてみてください!
まつげメイク
エクステやつけまつげも、してはいけないわけではありません。ただし、エクステをつけるなら60~80本くらいが目安。つけまつげもナチュラルなものを選択し、長すぎるものやカーブが急なものは控えましょう。まつげが下がっている人は、ビューラーで適度に上げてマスカラで固定するといいですよ!マスカラはボリュームや長さが出すぎてしまうものは控えましょう。写真は実際より薄く映ってしまうので、無色のものよりダークブラウンやブラックなど色のついたものを選ぶことをおすすめします。
経験談ですが、私はエクステを目尻側に40本だけつけていました。自分の目の形が縦タイプだからです。目のバランスを整えるという目的でもエクステはとても有効です。みなさんも、自分の目に合ったまつげメイクを研究してみてください!
リップメイクは自然な色味で
最後にリップメイクについてです。ポイントは、自然な色味を意識することです。
リップメイクのコツ
何より重要なのが、下地を塗って保湿をしっかりと行うことです!縦しわやひび割が目立たないようにしましょう。
リップは色味をよく考慮することが必要です。理由は、肌よりも唇の色は個人差があるから。血色の悪い人、良い人で唇に乗せたときの色が大きく異なってしまうので、サンプル写真などを意識しすぎてはいけません。リップは試しにつけることが難しい商品なので下調べをよく行うようにしましょう。また、落ちにくく、少しツヤ感のあるものを使用すると重ね塗りの必要がなく、清潔感がグッと上がります。
おすすめは、『KATE リップモンスター』。筆者も就活中は使用していました。一度塗りで綺麗に発色し、ツヤのある仕上がりが叶います。お手頃価格でドラッグストアでも販売しているので探してみてください!カラーバリエーションも豊富です。
色味
色はピンクベージュなどがいいでしょう。赤色やはっきりとしたピンク色は派手になりすぎるので注意が必要です。色選びのポイントは、元の唇の色に近い色を意識すること!撮影時は少しだけ濃い目に塗っておくようにしましょう。濃い目の色もいいのですが、派手にならないようラメやパールは控えてください。パーソナルカラーによって似合うピンクの種類も異なってきますので、自分に合う色を見つけてください。
まずはパーソナルカラー診断へ行ってみよう!
ここまでにも、就活メイクにおけるパーソナルカラーの大切さについて触れてきました。これから本格的な就活を見据え、就活メイクをする機会が増えるというみなさんは、まずはパーソナルカラー診断へ行くことをおすすめします。
パーソナルカラー診断とは、生まれ持った髪・瞳・肌の色と雰囲気が調和する色、つまり自分に合った色を見つける診断のことです。色の使い方次第では血色感が悪くなったり、顔色が悪く見えてしまったりすることも…。写真写りも良く、清潔感があり、好感の持てる仕上がりにするには、自分について深く知ることがとても重要です。
パーソナルカラー診断は、百貨店や美容院、専門のサロンなどで受けられます。美容院やサロンはなかなか行きづらいという方は、百貨店のサービスがおすすめです!また、百貨店の中には無料で診断を行っている場合もあります。診断を実施している百貨店がまとめられているサイトもありますので、チェックしてみてくださいね。
最後に
今回は、就活メイクの中でも証明写真撮影時について解説してきました。自分の目に映っている姿と、写真で見える姿にはどうしても差が出てしまうもの。例えばナチュラルを意識しすぎるあまり、メイクが薄すぎることで写真ではすっぴんのように見えてしまうこともあります。証明写真を撮る際は、すこし濃いめを意識してみましょう。
とはいえ、メイクには明確な正解がなく、自分に合ったメイクをするのがベストです。特に就活の証明写真は、履歴書の中でも一番最初に目に留まる重要なもの。自分なりに工夫をしながら、自分の良さを出せるように頑張ってみてくださいね。