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インタビュー あなたのデザインスキルが、東京都の「DX」を推進する
July. 21 2022 7:00 AM
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あなたのデザインスキルが、東京都の「DX」を推進する

東京都 デジタルシフト推進専門員 和田 峻弥

約1400万人の生活を支える「東京都」。世界有数の大都市の一つですが、「デジタル化」では海外各都市に後れを取っており、まだまだ伸びしろがある状態。そこで、東京都のDXを加速すべく2021年4月に立ち上げられたのが「デジタルサービス局」です。

 

この局では現在、デジタルの専門スキルを有する人材を民間企業などから積極的に採用しています。その中でも、今回ご紹介する「デジタルシフト推進専門員」は、週1~2日勤務から東京都のDX推進に貢献できる仕事であり、スキルがあれば学生の方もチャレンジすることが可能です。実際、さまざまな専門スキルを持つ学生の方が活躍されています。

 

今回は、2022年6月から「デジタルシフト推進専門員」となった和田峻弥さんにインタビューを実施。東京都のデジタル人材に挑戦しようと思った理由、働いてみての感想、業務を通じて学んだことなどを語っていただきました。ぜひチェックしてみてくださいね。

 

<プロフィール>デジタルシフト推進専門員 和田 峻弥(わだ しゅんや)
過去にアートやデザインとの関わりがあり、将来はその分野の仕事に就きたいと考え、高校卒業後は美術大学に進学。大学ではデザインを学んでおり、2022年6月現在、大学4年生で就職活動も終わっている状態。卒業後はIT系企業のデザイナーとしてコンテンツ制作に携わる予定。これまでの学生生活では、Web制作会社やアプリ制作会社、印刷会社、大学などで長期インターンやアルバイトをしていた経験も持つ。趣味は剣道の稽古をすることや、カフェで読書をすること。

東京都のデジタルシフト推進専門員に挑戦した理由

―――和田さんは、大学4年生の2022年6月から、東京都の「デジタルシフト推進専門員」として働いているそうですね。大学生に限らず馴染みのない仕事だと思いますが、どうやってこの仕事を知り、なぜ挑戦してみようと思ったのでしょうか。

 

 

デジタルシフト推進専門員の仕事とは、偶然出会ったんです。

 

もともとは、就職先が決まって時間ができたタイミングで、卒業まで何かしようと思ったのがきっかけでした。自分のデザインスキルを活かしつつも、今までやったことがないことに挑戦することで、社会に出たときに役立つ経験ができたらいいな。そんなことを漠然と考えながら、アルバイトや長期インターンの求人情報を見ていました。

 

するとあるとき、知り合いのデザイナーの方がTwitterで「デジタルシフト推進専門員」の求人募集についてシェアをしていて、面白そうだなと興味を持ったんですよ。
 

 

―――ご自身のデザインスキルを活かせる環境を探していたところ、たまたま出会ったわけですね。そこから入職が決まるまでの経緯を教えてください。

 

 

最初は、あまり具体的にイメージができていませんでした。行政機関で働くことを考えていなかったのはもちろん、行政という世界をよく分かっていませんでしたから。ただ、求人情報を詳しく読んでいくうち、よく分からない環境でありながらも自分のデザインスキルを活かせるのは面白そうだと思い、エントリーを決めたんですよ。

 

面接では多くのことを聞かれましたが、その中でも自分の作品を持っていって説明したのを特に覚えています。エントリー後はスムーズに選考が進み、2022年6月からの勤務スタートとなりました。ちなみに私が通う美術大学は規則も厳しくなく、自由度の高い環境でしたが、行政機関は規則正しく、かた苦しい対極の印象を持っていたので、自分でも大丈夫かな、活躍できるかなという不安は感じていました。
 

 

―――馴染みがない環境だからこそ、最初は不安もありますよね。実際に働き始めてみて、「東京都」という職場はどのような環境だと感じましたか?
 

 

勤務開始後は、特に困ることもなく、スムーズに慣れることができました。初日にデジタルサービス局の概要や部署のルールの説明を受けて、最初の1ヶ月はベテラン職員に付きっきりで教えてもらいながらサポート業務を担当していました。

 

現在は、配属先チームの先輩と相談しながら、自分にできそうな業務を随時担当していっています。デジタルサービス局ではDX推進に関するさまざまなプロジェクトが進行していますので、それらのプロジェクトの中から自分にできる業務を見つけていく感じですね。学生の立場とはいえ、デジタルシフト推進専門員は自身の持つ専門スキルの発揮を期待されています。だからこそ、最初から現場に入り、仕事をしながら覚えていく、相談しながら理解していくというスタイルで働いています。

 

行政機関ということで入職前はかたいイメージを持っていましたが、困ったときも相談しやすく、しっかりフォローしてもらえる雰囲気があると感じています。自分の座席が決まっておらず、自由に移動しながら働けるフリーアドレス制を採用しているので、それがコミュニケーションの取りやすさにもつながっていますね。

 

ちなみに働き方に関しては、私は水曜日と金曜日の週2日勤務をしていますが、週1~2日の勤務でも大丈夫です。リモートワークでも問題なく働ける環境が整っていますので、自由度の高い働き方ができることも魅力と言えるのではないでしょうか。

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東京都での仕事は、良い意味でのギャップがあった

―――続いて、「デジタルシフト推進専門員」の具体的な業務内容について伺っていきます。デジタル化に関するさまざまなプロジェクトに参加するというお話でしたが、実際にはどんなプロジェクトに携わっているのでしょうか。

 


現在は、デジタルサービス局のホームページをリニューアルするプロジェクトに携わっています。都政の構造改革を見える化する『シン・トセイ』というポータルサイトがあるのですが、そこでどんなサービスを提供していくかという企画を考える段階から参加しています。手を動かしてデザインをするだけでなく、提供するサービス内容を考える段階から関われるのが非常に面白いと感じています。

 

 

―――デザイナーとしての専門知識を活かしつつ、これまでやったことがない業務に挑戦できるのは魅力的ですね。実際に働いてみてギャップなどはありましたか?
 

 

その点については、良い意味でのギャップがありました。入職前までは、「あまり自由度は高くないのかな」「自分のスキルを活かせないかもな」といったことを考えていたんですね。行政機関で働いたことがなく、特殊な環境というイメージを持っていたので、のびのび働けないかもしれないと思っていたんです。

 

しかし、実際に働いてみて、かなり柔軟にできるんだと感じましたね。仕事の進め方であったり、コミュニケーションの取り方であったりと、いろいろな場面でそう感じました。他にも、フリーアドレス制を採用していたり、常勤職員の方々が勤務時間をフレキシブルに決められることにも驚きがありました。自分が想像していた行政機関とは違って、とても良い意味でのギャップがあったことを覚えています。

 

 

―――良い意味でのギャップがあったというのは素晴らしいですね。ちなみに入職してまだ1ヶ月ほどですが、現時点で感じているやりがいはどんなものでしょうか?

 

 

やりがいとしては、いろいろな立場の人とコミュニケーションを取り、相互理解を進めながら、一緒にデジタル化を進めていかなければならないということです。

 

これまで自分がいた環境では、何かデザインを進めていく上でも、デザイナーとしての立場で話しても問題がなかったんですね。しかし、東京都という行政機関は状況が全く異なります。部署ごとにさまざまなサービスを提供していて、そこではいろいろな職種の人が働いています。職種や年齢、理解度もすべて異なる職員の方々に対し、デジタル化のメリットや必要性を説明し、理解や共感をしてもらった上で、前へと進めていかなければならない。こうした経験は初めてのことで、難しさを感じましたね。

 

だからこそ、デジタル化を達成できればかなり面白いだろうなと思ったんです。これが、デジタルシフト推進専門員として働くやりがいではないでしょうか。
 

これまでの自分はデザインについて伝える際、画像やイメージで共有することがほとんどでした。しかし今の環境では、それを一つずつ言葉にして伝えなければいけないことも多いんですね。最初は難しさを感じることもありましたが、徐々に慣れていくうちに、自分の引き出しも増えていっていると感じます。コミュニケーションの取り方など、自分の成長を感じられることもやりがいとなっています。

 

 

―――関わる相手が変わったことで、デザイナーとしてのコミュニケーションの取り方が変わってきたことを実感されているのですね。その他、デジタルサービス局ならでは、行政機関ならではの特徴を感じた点は何かありますでしょうか?

 

 

私が感じた特徴は、大きく分けて二点あります。

 

一点目は、いろいろな分野のデジタル化に関わることができること。行政機関と聞くと大きな組織に感じますが、細分化して見ていくと、局というそれぞれの部署でいろいろな業務を行っているんですね。たくさんの局があり、さまざまなサービスを提供している中で、それぞれの局に「一緒にデジタル化を進めていきましょう」と働きかけていくのがデジタルサービス局の役割。そんな風にいろいろな分野に関わり、デジタル化を推進していけるのが特徴であり面白さだと感じています。一つの組織にいながら、いろいろな会社とやりとりしているような感覚を味わえますね。

 

二点目は、普通なら接することができないような方々と一緒に働けること。2021年に立ち上がったデジタルサービス局には、民間企業を中心に、各専門領域で10年以上の経験を積んできたなどすごい経歴を持つ方々が多く集まっているんですね。その中には、大手企業で執行役員や事業部長を務めていた方もいらっしゃいます。民間企業の社員として働いていたらなかなか接することができないような人と、デジタルサービス局なら一緒にプロジェクトを進めていくこともある。あまり話す機会がない方々と働けることは貴重ですし、毎回多くの学びを得られていると思います。

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大学の外でデザインをやったことで得た学び

―――ここまでのお話で、とても貴重な経験が積める環境だということが伝わってきました。東京都のデジタルシフト推進専門員として働いていることで、将来のキャリアに役立ちそうだと感じていることはありますでしょうか?

 

 

強く感じていることが一点あります。

 

面接の際にも話したことなんですが、私は将来的に、人々の日常生活に寄り添い、生活体験をより良く変えていくようなデザインがしたいと考えているんですね。その目標を叶えるためにも、デジタルシフト推進専門員の経験は大いに役立つんじゃないかと思っています。というのも、行政機関ほど人々の生活に密着してサービスを提供しているところはないと思うんです。この環境で働くことで、自分が将来やりたいデザインをする上で大切な視点を学べるんじゃないかと感じています。

 

 

―――確かに、そういった視点は大学以上にリアルなものを学べそうですね。

 

 

はい。おっしゃる通りだと思います。

 

デザインを学んでいる学生は、大学の中でデザインが完結してしまっていることが多いと思います。しかしその場合、自分がつくったものを先生に講評してもらったらそこで終わりです。

 

しかし、大学の外でデザインをやった場合はそうではありません。行政機関だけでなく民間企業もですが、自分がつくったものが誰かに届き、その相手がハッピーになったり満足したりしてくれなければ意味がないわけです。自分がデザインしたものの先に誰かがいて、どう評価されたのかまでを見届けることができる。そこが大学との大きな違いであり、大学の外に出てデザインをすることの良さだと思います。

 

そこに付け加えるなら、自分一人だけで完結せず、周りの人も巻き込みながら進めていくのもデジタルシフト推進専門員の大きな特徴。一人で完結しないからこそ責任が大きくなりますが、それ故に達成感も大きくなると感じています。

 

 

―――その他、和田さんと同じようにデザインを学んでいる学生さんに、デジタルシフト推進専門員の仕事をオススメするとしたらどういった点があるでしょうか?
 

 

オススメポイントは、行政機関のデジタル化に密に関わることができるところ。ここ以外にないんじゃないかと思います。こうした点から、行政機関での仕事やデジタル化に興味がある方にはぜひチャレンジしてほしい環境だと思います。

 

行政機関というちょっと珍しい環境で、いろいろな領域に関わりながら、UI/UXデザインについて貴重な経験を積むことができる。行政機関のデジタル化は今後も注目される分野だと思いますので、強くお勧めしたいですね。

 

 

―――学生のみなさんへのメッセージもお願いします。

 

 

私は美術大学に在籍していて、周りにはいろいろなことをやっている人がいます。それを見ていて思うのは、何か興味があることがあれば、まずは挑戦してみるのが良いということ。長期インターンに限らず、趣味や遊びでもいいですし、体育会やサークル活動、アルバイトでもいいです。特定のことだけをやるのではなく、いろいろなことに挑戦し、さまざまな経験を積んでいくことで、将来やっていきたいことを見つけていく。それが、納得度の高い将来を実現するためにも重要だと思っています。

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最後に

いかがだったでしょうか。行政機関で働く「デジタルシフト推進専門員」と聞いて、難しそうというか最初は具体的にイメージできないところもありましたが、お話を聞く中で貴重な経験を積める環境だということが伝わってきました。自身のスキルを社会で活かしてみたいという方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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