内定者に聞いた!土屋鞄製造所の長期インターンでの学び
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内定者に聞いた!土屋鞄製造所の長期インターンでの学び

株式会社土屋鞄製造所|インターン生 横田 花音

就職活動を中心に、学生のみなさんが将来働く企業を探していく上では、いろんな企業を知り、自分なりに調べることをすると思います。ネットで情報を検索する、社員に会って話を聞く…などその方法はさまざまだと思いますが、その企業のリアルを知ったり、自分に合うかどうかを把握したりするのが難しいと感じている方もいるのではないでしょうか。

 

そこでオススメなのが、長期インターンへの参加を通じて企業を知るという方法です。

 

今回は、2023年4月に株式会社土屋鞄製造所へ新卒入社することが決まっている内定者・横田さんにインタビューを実施。長期インターンを始めた理由、土屋鞄製造所の長期インターンでの仕事内容や学び、学生のみなさんへのメッセージなどを伺ってきました。

 

<プロフィール>
■インターン生|横田 花音(よこた かのん)
法政大学 社会学部 メディア社会学科 4年生。大学ではゼミに注力しており、消費者行動論やマーケティング、広告効果などについて学んでいた。アルバイト歴はスポーツジムのフロントスタッフ。入会手続きなどの事務作業のほか、運動が好きなこともあってスタジオレッスンも担当している。就活で語っていたのは剣道の経験。中高6年間で剣道部に在籍していたことに加え、大学時代は中学校の部活のコーチも行っていた。2023年4月より株式会社土屋鞄製造所に新卒入社することが決まっている。現在も内定者インターンとしてライフデザイン課で活躍中。

志望企業を深く知るために、長期インターンを始めた

―――まずは、長期インターンを始めた経緯からお伺いしていきます。横田さんは、なぜ土屋鞄製造所の長期インターンに参加してみようと思ったのでしょうか?

 


私の場合、土屋鞄製造所に入社したいという意志が固まってから、長期インターンの存在を知り、自分もチャレンジしてみようとエントリーをしました。

 

もともと土屋鞄製造所を志望したのは、就職活動を進めるうえで企業説明会に参加したのがきっかけでした。会社のことは知っていたものの、新卒採用をしているのは知らなかったんです。しかし、説明会で新卒採用をしているのを知ったのはもちろん、お話を聞いていくうちにすごく魅力的な会社だと感じるようになって。さらに、説明会で長期インターンをやっていることを知り、ぜひ参加したいと考えたんです。

 

 

―――なぜ、長期インターンに参加したいと思ったのでしょうか?

 


企業を志望する以上は、その企業のことを深く知りたい、そのうえで周りの人より差別化した志望動機を言えるようになりたいと思ったからです。

 

例えば企業説明会や1dayなどの短期インターンに参加しただけでも、志望動機は考えられます。でも、面接をする企業側の立場から考えると、そんな志望動機は刺さらないだろうなと。長期インターンに参加し、会社のことをより深く知ってから志望動機を考えたほうが、企業側も一緒に働きたいと思ってくれるのではと考えたんです。

 

また、土屋鞄製造所の選考方法が特殊なことも影響しました。土屋鞄製造所の新卒採用は、エントリーシートなしで面接のみで合否を決定します。だからこそ、面接時にどれだけ自分の言葉で語れるかが重要だと思って。長期インターンに参加して会社のことを深く知れば、自分にしか言えない志望動機を伝えられるんじゃないか。こうした想いから、土屋鞄製造所の長期インターンにエントリーしたんですよ。

 

 

―――会社を深く知ったうえで選考に臨みたい、入社を決めたいと考えたんですね。ちなみに、土屋鞄製造所に惹かれたのはどんなところだったのでしょうか?

 

 

人に対する温かさや、革製品を通じて人につながろうとしている姿勢に惹かれました。もともと就活では、接客業を中心に、特に人の大切な瞬間に関われる企業を探していました。例えば、ブライダルやレジャー、ホテル、テーマパークなどですね。当初、土屋鞄製造所のようなモノを売る仕事や企業はあまり探していなかったんです。

 

しかし説明会に参加し、会社のことを理解していく中で、「この会社が大事にしていることって、自分が接客業の仕事で求めているものと同じだ」と気づいて。そこでこの会社についてもっと知ろうと、長期インターンへの挑戦を決めたんです。

 

ただ、実はイメージとすこし違ったことがあって…。

 

当初のイメージでは、インターン生として実際に働いて、会社のことを深く理解してから選考を受けるつもりだったんです。しかし、土屋鞄製造所の長期インターンが2022年3月から始まるということで、私の場合は選考のほうが先に進んでしまって。結果的に、内定をいただいてから長期インターンに参加することになりました。

 

ちなみに、土屋鞄製造所の長期インターンの良いところは、募集が40職種以上もあって自分の希望に合わせて業務内容を決められること、学年不問だからいつでも始められて終わりの時期も決められることです。私は大学卒業まで続けようと思っていますが、希望に合わせて決められるので取り組みやすい長期インターンだと思います。
 

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目の前の環境を、より良く変えていく力が身についた

―――続いて、長期インターンを始めてからの業務内容を伺っていきます。長期インターン開始後は、どんな部署へ配属になったのでしょうか?

 


入社後は人事の方と面談を行い、私がやりたいことの希望をヒアリングしてもらったうえで、いくつか部署の候補を提案していただきました。その中から私が選んだのは、一般的な企業では総務部門にあたる「ライフデザイン課」という部署です。

 

ライフデザイン課の役割は、ひとことで言うと「社員みんなが働きやすい環境づくり」。その部署の一員として、来客応対や電話対応、郵便物の仕分けなどの定型的な業務に加え、みんなが働きやすくなるためのさまざまな業務を行っています。

 


―――みんなが働きやすくなるための環境づくりというと、具体的には?

 


最初に取り組んだのは、社員170名くらいが参加する懇親会の幹事です。私がインターン生として入社したとき、ちょうどオフィスが移転となり、グループ会社3社が同じオフィスで働くことになりました。一緒に働くのが初めてという社員の方が多かったことから親睦会を開催することになり、私がその幹事を任せてもらいました。

 

その後に取り組んだのが、社内の図書館づくり。これもオフィスを移転したタイミングで社内を見回っていたとき、「この空きスペース、何かに有効活用できないかな」という話題が出たんですね。そこで社員の方も交えていろいろ話し合ったところ、社内に図書館をつくろうということになり、その進行役を任せてもらうことになりました。運営ルールを考えたり、「本を集めているので持ってきてください」と社内にアナウンスをしたりと、社員の方にも相談しながら図書館づくりをイチから進めています。

 

 

―――そんな毎日を過ごす中で、思い出に残っている瞬間はどんなときでしょうか?

 


先ほどお話しした、親睦会の幹事を任せてもらったときです。

 

任された当初は大変でした。長期インターンを始めて間もなく、会社のことも何も分からない状態。そんなときに幹事会に呼ばれ、幹事に指名されて。どんな立ち位置で臨めばいいか分からないし、最初は自分の意見を言う勇気も持てませんでした。

 

しかし、準備を進めていく中で社員の方々と話す機会、情報を発信する機会が増えていったことで、緊張も和らいでいきました。会場レイアウトはどうしよう?会場に来た人をどうやって誘導しようか?消耗品はどれくらい発注する?出張で来てくれる寿司職人を呼んでみよう!…といったことを約1ヶ月の期間で進めていったんです。

 

そして親睦会当日、インターン生は私一人で浮いてしまうかなと不安でしたが、みなさん非常に優しく接していただけました。同じ会社の社員同士で固まってしまわないかなと幹事のみんなで心配していたものの、始めてみたらそんなことはなく、みんな自主的に交流してくださって。そんなシーンを見ながら、こういう会を楽しめる会社って良いな、この会社に入社を決めて良かったなと感じたのを覚えています。


また、親睦会が終わった後、「幹事をやってくれてありがとう」「おかげさまで楽しい会だったよ」と社員のみなさんに感謝してもらえたのも非常に嬉しかったです。接客の仕事じゃなくても、誰かに対して働きかけることで、こんな風に喜んでもらえることがあるんだ。そんなやりがいを感じられたのも良かったと思っています。
 

 

―――仕事のやりがいだけでなく、一緒に働く社員の方々との交流も含めて「入社して良かった」と感じられたのは確かに嬉しい瞬間ですね。一方で、長期インターンを始めてギャップを感じた点、厳しさを感じた点は何かあるでしょうか?

 

 

ギャップについては、思っていた以上にベンチャー色が強かったことです。入社する前までの土屋鞄製造所のイメージは、長く続いている老舗企業で、どこか落ち着いた雰囲気。しかし、実際に働いてみてイメージは変わりました。決まりごとも少なく、これをやっちゃダメというものがない。何でもやらせてもらえる会社だと感じました。

 

言い換えると、主体性が非常に求められる環境とも言えます。受け身の姿勢で、仕事が割り振られるのを待っていても何も始まりません。自分から社員に話しかける、行動を起こす…そういったアクションができないと長期インターンで面白さや楽しさを見出すのは難しいかもしれません。こうした点は仕事の厳しさだと思います。

 

私が働いているライフデザイン課も、それは同じ。「働きやすい環境づくり」という役割の中で、自分たちにできること、やるべきことを見つけて行動していく。自由度が高い環境だからこそ、自分で考え、主体的にアクションを起こせるかが重要なんです。アルバイトでは経験したことがない、長期インターンならではの厳しさですね。

 

 

―――指示された業務に取り組むのではなく、自分で考え、周囲に働きかけていく重要性を学んだわけですね。では、横田さんが長期インターンでの経験を通じて、自分が成長した、変化したと感じる点はどこにあるでしょうか?
 

 

自分が働いている環境、生活している環境を当たり前と思わず、より良く変えていく力が身についたと感じています。今までの自分なら、「やりにくい」「面倒だな」と感じてもそのままにしていたことが多かったんです。しかし長期インターンを通じて、「もっとこうしたらやりやすくなる?」「みんなが快適になるんじゃないか」を考え、行動するように変わってきました。ここは、自分が大きく変わったポイントですね。

 

そんな成長ができたのも、私が所属しているライフデザイン課の方々の働きぶりを日々見ているからです。社員の方々は普段から本当によく周りを見ていて、ここを変えたら働きやすくなりそう、使いやすくなりそうと常に考えながら業務をしているんです。身近に良いお手本があったからこそ、私も成長できたんだと感じています。

 

この気づきは、長期インターン以外でもいろんな場面で活かせています。例えばスポーツジムのアルバイトでも、以前は資料の書き方や説明の仕方に疑問を感じても、何もせずに済ませてしまっていました。でも最近では、「もっとこうしてみたらいいんじゃない?」と提案するなど、いろんな場面で行動を起こせるようになったんですよ。

 

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すべての自分の行動に、目的意識を持ってほしい

―――ここからは、学生のみなさんへのメッセージを伺っていきたいと思います。まず最初の質問ですが、長期インターンへの参加は、就活や将来のキャリアを考える上でどのように役立ったと感じていますか?

 


就活を始める前に長期インターンを経験できる方は、とてもラッキーだと思います。

 

理由は二つあって、一つは会社の良いところをインターン生として中から感じられること、もう一つは自分が良いと感じたことを面接などで具体的な事実を交えて語れるようになることです。就活では具体的な事実を話すことを大事にしていたのですが、その点でも長期インターンの経験は非常に役立つのではないかと思っています。

 

私の場合、タイミング的に内定後の長期インターン参加となり、土屋鞄製造所に入社することをすでに決めていましたが、実際に働いたことで「ここを選んで良かった」と改めて感じました。少しでも興味がある企業があり、その企業が長期インターンを受け入れているなら、ぜひチャレンジしてみてほしいです。

 

 

―――そんな長期インターンの中でも、土屋鞄製造所の長期インターンを勧めるなら?

 

 

ここも二つのポイントがあります。

 

一点目は、長期インターンの仕組み自体をつくっていく側になれること。土屋鞄製造所の長期インターンは、2022年3月から始まったばかり。だから自分たちがインターン時代にやった仕事やつくった仕組みが、来年度以降に入社するインターン生のベースになる可能性もあるんです。私自身、ライフデザイン課での業務をマニュアルにしていっていますが、そういった経験を積めるのは今だからこその魅力だと思っています。

 

二点目は、社員と変わらない立場で働く経験を積めること。私自身、ライフデザイン課で働いていて、インターン生と気づかれていないと感じることもしばしば。他部署の方からも社員だと思って話しかけられるくらいです(笑)。そんな風に、社員と変わらないくらいの自覚を持って働けることはより貴重な経験になると思います。

 

 

―――土屋鞄製造所の長期インターンに向いている人はどんな人でしょう?

 

 

主体性を持って行動できる方に向いていると思います。というのも、自由度が高く何でもできる環境だからこそ、自分から行動しないと、ついつい待ちの状態になってしまうからです。「こんなことがやってみたい」「こうしてみたらどうだろう」と発信し、自分から行動を起こせる方にはピッタリの環境だと感じますね。

 

あとは遊び心を大切にできるというか、新しいアイデアをどんどん出せる方。そう考えるのも、いろいろな職種でインターン生を受け入れているのは、若者の発想を求めていると感じることもあるから。実際、社員の方と話していても、「どうしたらいいと思う?」と意見を求められることがよくあるんですよ。新しい視点が期待されているからこそ、アイデアを出すのが好きな方に向いているのではないでしょうか。

 

 

―――最後に、学生生活を過ごすうえでのアドバイスをお願いします。

 

 

一番伝えたいのは、すべての自分の行動に目的意識を持ってほしいということです。

 

私自身、就活で語っていたのは特別な経験ではなく、部活動やアルバイト、ゼミなどありきたりのことだったんですね。ただ、就活がうまくいった要因を考えたとき、取り組んだことへの熱量やこだわりの大きさが伝わったからじゃないかと思っていて。

 

高い熱量を持って取り組んでいたこと、強いこだわりを持ってやっていたことは、誰かに話すときでも伝わり方が違ってきます。だからこそ、「何のためにやるのか」をハッキリさせたうえで全力で取り組むことをオススメします。

 

アルバイトは稼げたらいい、ゼミも友達ができればいい、という考え方もあるでしょう。でも、目的意識や将来のビジョンを持っているかどうかで取り組み方も変わるし、その先の成果も絶対に変わってくるはずです。大学生活をただ楽しむだけでなく、一つひとつの行動で目的意識を大事にしてみる。そうすることで、あまり就活を意識しなくても、キャリアの可能性は自然に広がっていくんじゃないかと思っています。

最後に

いかがだったでしょうか。写真撮影の際、ライフデザイン課のあるフロアにもお邪魔したのですが、確かにインターン生の横田さんも社員の方と間違うくらいオフィスに溶け込んでいました。そんな職場環境で、主体的に考え行動していくという経験を積めることは大きな魅力だと思います。土屋鞄製造所の長期インターンは募集職種も40種以上とさまざまなので、初めてのインターンという方も飛び込みやすい環境ではないかと思います。ぜひ、思いきって最初の一歩を踏み出してみてくださいね。

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