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インタビュー 働きながら国際協力を学べる、国連UNHCR協会のインターン
May. 25 2022 7:00 AM
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働きながら国際協力を学べる、国連UNHCR協会のインターン

特定非営利活動法人 国連UNHCR協会で活躍する職員に聞きました

連日報道されているように、いま、ウクライナは厳しい情勢に直面しています。第二次世界大戦以降、ヨーロッパで最も急速に加速している難民危機とも言われているほどです。ウクライナだけではありません。シリア、アフガニスタン、ミャンマー、イエメン…世界各地で紛争や迫害等により故郷を追われる人々は、“いま”この瞬間も増え続けています。

 

こうした人々を国際的に保護・支援し、難民問題の解決へ向けた活動を行っているのがUNHCR(ユーエヌエイチシーアール/国連難民高等弁務官事務所)です。

 

そして、UNHCRの日本公式支援窓口として、「資金調達活動(寄付活動)Fundraising」と「コミュニケーション活動 Communications」を通して日本社会と難民や最前線で救助活動に従事する人々をつなぐ活動を行っているのが国連UNHCR協会となります。

今回は、同協会で活躍している職員のお二人にインタビューを実施。長期インターンの募集職種であるファンドレイザーの仕事内容や、彼らがこの仕事に就いた理由、長期インターンでこの仕事を経験することで得られるものなどを伺ってきました。

 

「将来は、国際協力や社会貢献ができる仕事に就きたい」そうお考えの学生のみなさんにぜひ読んでいただきたいインタビューです。ぜひご覧ください。

 

<プロフィール>

写真左の女性/2019年新卒入職。大学でも国際関係学を専攻。

写真右の男性/2016年中途入職。夢を追いかけながらアルバイトとして就業。

ファンドレイザーとは?この仕事に就いた理由とは?

―――まずは、ファンドレイザーという仕事内容についてお伺いしていきます。どんな仕事なのでしょうか?

 

 

男性職員
あまり馴染みがない仕事ですよね。私自身も、社会人になってから初めてこの仕事の存在を知りました。ファンドレイザーとは、駅前や商業施設で街ゆく一人ひとりにこちらから積極的に声をかけ、世界中の難民・避難民を救うために継続的な支援を募るファンドレイジング活動(寄付活動)を行うスタッフのことを指します。

 

女性職員

ただ寄付をお願いするだけではありません。難民の現状や支援の必要性を伝えるのはもちろん、一度きりではなく継続的な支援が必要な理由などもお伝えしたうえで、『国連難民サポーター』への参加を呼びかけるのが役割となります。
 

 

―――国連UNHCR協会の最前線で街頭キャンペーンを行う、大切な役割を担うのがファンドレイザーという存在なのですね。では、お二人はどんなきっかけでこの仕事を知り、どういった理由でこの仕事に就こうと思ったのでしょうか。

 

 

男性職員

私の場合、ファンドレイザーの仕事を知ったのは偶然なんです。学生時代から国際協力に興味があったかというと、全くそんなこともなくて。前職は映像関係の道に進むことを考えながら、アルバイトで生計を立てていました。

 

ある日、国連UNHCR協会が主催する「難民映画祭」に行くことがあったんですね。難民問題って、それまではテレビのニュースで見聞きするくらいで、自分とは距離の遠い問題だと考えていました。しかし、映画祭で難民になった子供たちを取り上げたドキュメンタリー映画を観て、一気にイメージが変わったんです。

 

一人ひとりに難民になってしまった背景があり、一人ひとりが抱えている想いがある。親子が離れ離れになってしまっていたり、子供だけで避難せざるをえなかったりもする。何千万人もの難民がいると聞いてもピンときていなかったのに、ドキュメンタリー映画を通じて具体的な物語を知ることで、急に身近な問題だと感じたんです。

 

ファンドレイザーの仕事も、映画祭の会場でキャンペーン活動を行っているスタッフの方に声をかけられて知りました。当時はそんな仕事もあるんだくらいの感覚でしたが、映像の仕事もいろいろ模索しつつうまくいっていなかったので、次第に興味を持つようになったんです。難民のために、現地へ行って直接支援する知識や技術は自分にはないけど、国内で寄付を募るカタチなら自分でも貢献できるんじゃないかって。

 

また、不特定多数の方に自分から話しかけるという経験は、やろうと思ってもなかなかできることじゃない。多くの人とコミュニケーションをとる経験は将来のためにもなるんじゃないかと。人生は一度きりだし、やってみようと思ったことには積極的にチャレンジしてみよう。そう思って入職することを決意したんですよ。

 

 

―――昔から興味を持っていたのではなく、たまたまファンドレイザーの存在を知り、次第に興味を持つようになっていったんですね。逆に、学生時代からもともと国際協力や社会貢献に興味を持っていた方もいらっしゃるのでしょうか?
 

 

女性職員

私がそうです。大学では国際関係学を専攻していて、世界の低所得消費者(BOP/Base of the economic Pyramid)に製品やサービスを提供し、世界の格差や貧困問題を解決するビジネス「BOPビジネス」について学んでいました。

 

その流れで就職活動も、当初は途上国でのビジネス展開、例えば雇用の創出や生活の質の向上を支援するような仕事に就きたいと考えていたんですね。しかし就職活動を続ける中で、国際協力にも二つのカタチがあると感じたんです。

 

一つは、イチから無限の可能性を生み出す仕事。身の安全が確保されている状況で、教育などの支援を行うことで、将来の選択肢を増やしていく支援。もう一つが、ゼロからイチを生み出す支援で、難民支援はそれに当てはまると思いました。自分が就活で見てきた企業の支援は、ほとんどがイチから無限の可能性を生み出すほう。そこに難民が含まれないと気づいたとき、疑問を持ってしまって。本当に必要とする人たちに支援を届けられる、そんな仕事に就きたいと考えるようになったんです。

 

そこから就職活動の方向性が変わり、それまで一般企業しか見ていなかったところから、NPOやNGOも選択肢に入れるようになって。その流れで国連UNHCR協会を知り、ファンドレイザーという仕事の存在を知ったんです。

 

ファンドレイザーは、自分が多くの人と話すことで、少しずつでも確実に支援を届けられます。また自分だけが支援をするのではなく、多くの人を巻き込みながら日本の社会を少しずつ変えていけることにも魅力を感じました。小学校の頃から国際協力・人道支援に興味を持っていて、将来は現地へ行って支援活動をすることが国際協力だと思ってきました。でも、日本にいながらでも確実に支援を届けられるんだと分かって。そんなファンドレイザーの仕事に魅力を感じ、入職を決意しました。

 

UNHCR01

ファンドレイザーの仕事を始めてみての感想は?

―――ファンドレイザーという仕事を知ったきっかけはそれぞれ異なりますが、「日本にいながら国際協力ができる」という点に魅力を感じているのは共通しているのですね。では、実際に仕事を始めてみての感想はいかがでしょうか。

 

 

男性職員
「こんなに立ち止まってもらえないんだ」というのが、現場で活動を始めた初日の印象です。たくさんの人に声をかけたものの、そもそも話を聞いてもらうこともできない。なかなか難しい仕事なんだなと感じました。

 

しかし翌日、同じように声をかけていたところ、たまたま立ち止まってくれた方がいて。緊張してしまい、何を話したかも覚えていないほど拙い説明でしたが、最終的に「ご支援しましょう」と言っていただけたんです。

 

「本当にご支援してもらえるんだ」と、嬉しい気持ちになりましたね。当初は不安もあったんですが、この方との出会いがあったからこそ、がんばろうとモチベーションもあがりました。その結果、同じ日に別の方からもご支援をいただくことができ、この仕事をやっていけそうだという自信につながっていったんですよ。

 

女性職員

私の場合、現場で活動を始めた初日にお二方からご支援をいただけました。以前から寄付活動に対してポジティブなイメージを持っていたので、もっとできたかなと思ったくらい。いずれにせよ、今後も成果を出せると意気込んでいたんです。

 

しかし、2日目以降はかなり苦戦することになりました。その理由は、「ご支援をいただきたい」という想いばかりが先行してしまい、自分が話している方をちゃんと見れていなかったから。自分自身の想いを熱く語ったからといってご支援につながるわけでもないですし、難民問題について正しい情報を伝えれば相手の気持ちが動くかというとそうでもない。大切なのは、相手の状況に合わせて伝えるべき内容をチョイスすること。そのバランスに気づくまでは苦労しました。

 

そんな風に苦労する中でも頑張れたのは、初日にご支援してくださった方との出会いがあったから。お名前も覚えているんですが、ご支援を決めてくださったとき「あなたが声をかけてくれたから決めたのよ」と言っていただけたんです。自分をきっかけとして誰かが何かを始めてくれることは、こんなに嬉しいことなんだ。その出来事があったからこそ、モチベーション高く取り組めたんですよ。
 

 

―――目の前にいる人に新しいきっかけを提供できたり、感謝の言葉をいただけたりするのは非常に大きなやりがいと言えそうですね。ファンドレイザーの仕事をしていて、思い出に残っている出会いや出来事はあるでしょうか。

 

 

男性職員
この仕事をしていていつも思うのが、「困っている人たちに対して何かしたいけど、どこで何をすればいいか分からない」という方が非常に多いこと。何かしたいと思っていて、寄付に興味を持っているのに、きっかけやタイミングがなくて何もできていないことが少なくないんです。そんな方々と話すことで、自分が何かのきっかけになれたときはやりがいを感じますね。「声をかけてくれてありがとう」と感謝の言葉をいただくこともあって、とても嬉しい気持ちになるんですよ。

 

女性職員

私は、相手がご支援を決めてくださったとき、必ず伝えるようにしていることがあるんです。それは、「寄付額に関わらず、あなたのご支援でつながる命が確実にあること、未来につながる方がたくさんいる」ということ。たとえ顔は見えなくても、誰かの幸せを願って行動したことがどれほどすごいことかを自分の言葉で伝えているんです。それによって支援の価値を理解できたとき、みなさん非常に喜んでくださるんですね。その姿を見るたびこの仕事をやってて良かったと思いますし、インターネットの寄付活動では感じられない、Face to Faceならではの醍醐味だと思っています。

 

また、コロナ禍を通じてみなさんの意識も変わったように感じています。

 

これまで難民支援って、どこか遠い国の問題というか、なかなかイメージしにくいものだったと思うんです。しかしコロナ禍で、日本で暮らす人も、難民・避難民、世界中すべての人が同じ脅威に直面しましたよね。そこで感じた恐怖や不安、焦りといったものを難民・避難民に重ね合わせ、自分事のように共感してくださる方が増えたように感じていて。日本も先が見えない中、自分の生活も守らなきゃいけない。それでもどこかで折り合いをつけ、「今はこれだけしかできないけど」と申し訳なさそうにご支援してくださる方もいらっしゃるんです。そんなみなさんの想いを、寄付というかたちで難民に届けられていることは大きなやりがいとなっています。

 

 

―――逆に、大変だと感じることは何でしょうか?
 

 

男性職員
よく感じるのが、この仕事はプロスポーツ選手に似ているということ。

 

ファンドレイザーは日々いろいろな場所へ行き、いろいろな人とお話をします。同じような毎日に見えても、同じ日は一日もないんですね。どんな状況に置かれてもパフォーマンスの維持・向上を求められるのは、プロスポーツ選手と似ているのではないでしょうか。そのためにも、モチベーション高く取り組み続けることが厳しさだと感じます。

 

安定したパフォーマンスを残している人は、良い意味での競争意識を持っている人だと思います。周りのファンドレイザーと切磋琢磨しながら、がんばって成果を上げようと考えられる人。そんな人なら活躍できるのではないでしょうか。

 

一方で、プロ意識を持てば持つほど、成果のみを追ってしまう可能性もあると思います。そうならぬよう、仕事の意義を忘れないことが重要です。目の前の相手に機械的に情報を伝えるだけでなく、自分の想いが相手に伝わっているか、納得してもらえているか、機微を感じながら話せているか…を意識する。想いを届けながら、継続的に成果をあげていく。入職して間もない段階では、そのバランスのとり方が難しいでしょう。

 

女性職員
まさに今の話が、自分にも刺さっていました(笑)。

 

自分の想いを伝えることと、パフォーマンスの両立は、入職したときからの私の課題です。どれだけ正しい情報を伝えていても、相手の心が動かなければ、ご支援にはつながりません。逆にパフォーマンスばかりを意識してしまうと、自分が話すばかりで、ただ必要な情報を伝えるだけで、相手にイエスノーを判断してもらうだけの流れ作業になってしまう。そうなると自分の話に共感してくださる方もいなくなり、パフォーマンス自体も不安定になってしまいます。想いとパフォーマンスのバランスを取ることが、この仕事の難しさであり、やりがいだと言えるのもしれません。

 

 

―――経験してきた人だからこそ感じる難しさがありそうですね。ところで、あまり馴染みのない仕事だけに職場の雰囲気も気になっています。

 

 

男性職員
ファンドレイジング活動の現場では、リーダーを含め2~3名で働くことが多いです。ほぼ毎日、担当する現場も変われば、一緒にシフトに入るスタッフも異なります。そんな環境だからか、一人ひとりが職場の雰囲気をつくっていこうと意識することが良い活動にもつながるんですね。そのためお互いを認め合える人、謙虚さを持っている人であれば、どんな現場でも信頼関係を築けてうまくやっていけると思います。

 

普段は自宅と現場を行き来する生活ですが、月1回はミーティングがあり、情報共有や交流をする機会があるので、ファンドレイザー間のチームワークも良いと思いますね。私も最初はほとんど知識がなかったですが、先輩たちが丁寧に教えてくれました。知識が身についたことで、報道番組もよく見るようになったり、書籍や映画などを通じて難民問題にもより強く関心を持つようになって。そうやって成長していけるよう、サポートしてくれる先輩や仲間がいることも大きな魅力だと思います。

 

女性職員
ファンドレイザーは前職もバラバラで、いろいろなバックグラウンドを持つ人が集まっています。しかし共通しているのは、みんな強い信念を持っていること。自分のことだけでなく仲間のために悩める人が集まっている血の通った職場ですね。

 

ファンドレイザーの仕事って、ある意味では個人プレイで、自分のことだけ考えていても仕事はできるんです。でもそうじゃなくて、同じ現場で働くスタッフ同士、どうすれば気持ちよく働けるかを常に考え、行動して変えていこう。そんな仕事で仕事に向き合っているスタッフが多いことは働きやすさにもつながっています。

 

もう一つ特徴だと思うのは、自分が何かやりたい、挑戦したいと思ったときに、周りが全力でサポートしてくれる環境があること。私自身、2022年4月からチームリーダーになったのですが、リーダーになるかどうか迷っていたとき、私の強みと弱みをしっかり理解したうえで、背中を押してもらったんです。おかげで私も一歩を踏み出せたので、そんな環境があることはとてもありがたいことだと思っています。 

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勇気をもって一歩を踏み出せば、新しい道が開ける

―――ここまでのお話を伺って、ファンドレイザーの仕事に興味を持った学生さんもいると思います。そんな学生のみなさんに、長期インターンでファンドレイザーの仕事を経験する意味を伝えるとしたら何があるでしょうか。

 

 

男性職員
国際協力に関心を持っている方の多くは、実際に現地へ行き、支援をしたいと考えていると思うんですね。とはいえ、どれだけ強い想いがあっても、また現地にスタッフが行っても、そこに支援物資がなければ支援はできません。そこでファンドレイザーである私たちが、寄付していただく方と現地をつなぐ存在として、寄付金を調達するという役割を担っているわけです。そういった役割を担う人がいることを知っておくことは、将来的に世界各地へ支援に行くことになったとしても必ず役に立つでしょう。

 

スタッフの中には、若いときに現地へ支援に行き、帰国してからファンドレイザーとして活躍している人もいます。ファンドレイザーを経験してから、海外へ行こうと考えている人もいます。こうした方々と交流し、つながりができることも大きな魅力。さまざまなバックグラウンドを持つ人たちから、いろいろな情報を得られるからです。こんな仕事をしたいと思っていたけど、こんな仕事もあるんだ、こういう働き方も面白そう…といった発見があることも長期インターンに参加する魅力だと思います。
 

女性職員
現地での支援だけでなく、現地で援助活動をするのに必要な物資や資金がどこからきているかを知れることは貴重な機会だと私も思います。自分一人では何もできない、ということを学生のうちに肌で学べることは良いことではないでしょうか。

 

一期一会を強く実感できることもこの仕事の特徴です。お会いした方と長い時間をかけ信頼関係を築くのではなく、ほんの数分で自分のことを信頼してもらい、ファンドレイジング活動(寄付)の重要性を理解してもらう。非常に特殊な仕事だと思いますが、どうすればうまくいくかを常日頃から考え、何度も実践していくことになるわけです。そうやって考え続ける毎日は、自身の成長にもつながっていくのではないでしょうか。

 

 

―――日々たくさんの方と接し、試行錯誤を繰り返す仕事だからこそ、成長を実感できる機会も多そうですね。変化を感じる点はどんなところがあるでしょうか。

 

 

男性職員

いろいろな点があげられると思います。難民問題をはじめ世界情勢に関する知識も身につきますし、短い時間で信頼関係を築くコミュニケーション力も伸ばせるでしょう。また、ご支援をいただくために、自分の想いと正しい情報をどう伝えていくかというバランス感覚も磨かれるはず。国際協力と聞くとつい想いばかりが先行しがちですが、支援を継続させるために何が必要かを学べることも大いに役立つでしょう。

 

女性職員
ファンドレイザーは、決まったオペレーションを繰り返していればいい、という仕事ではありません。相手が何を考えていて、どこに関心を持っているのか。一番知りたいであろう情報は何か。それを短い時間で探っていき、すべてにご納得いただけたとき、初めてご支援をいただけるんですね。どこをどう工夫すれば、どういった結果につながるのか。トライアンドエラーを繰り返すことで、プレゼンテーション能力をはじめ、社会人としての基礎力を高められると言えるでしょう。

 

 

―――国際協力や社会貢献のリアルを学べるだけでなく、社会人としての基礎力を高められるのは魅力ですね。一方で、週3日以上勤務という条件に不安を感じる方もいらっしゃるかと思います。この点についてはいかがでしょうか。

 

 

男性職員

学生の方は、週3日、週4日の勤務をしている方が多いですが、曜日の希望はある程度自由に出せます。例えば週3日勤務の場合、1ヶ月で12日の勤務ができれば、週ごとに日数が変わっても大丈夫です。週4日勤務のときもあれば、週2日勤務のときがあっても問題ありません。もちろん、曜日を固定して働いている人もいます。スタッフみんなの希望を聞いてシフトを決めていますので、その点はご安心ください。

 

 

―――学生のみなさんに、国連UNHCR協会のファンドレイザーを勧めるなら?

 

 

男性職員

最近、NPO法人に限らず一般企業でも、会社の理念やパーパス、ビジョン、ミッションなどで会社を選ぶ学生さんが増えていると思うんですね。そんな方たちにとって、国連UNHCR協会の長期インターンで働くことは、理念やミッションが日々の業務にどう落とし込まれているかを肌で感じられる良い機会だと思うんです。就職活動をする際、企業を見ていく上で大いに役立つのではないでしょうか。

 

女性職員

自分たちが調達した資金が、少しずつ積み重なって何億円にもなり、世界中の支援につながっていく。その過程を働きながら見届けられることは貴重な経験になるでしょう。また、一日でこんなにも多くの方とお会いする仕事はそうありません。自分が想像しなかったような出会いもあれば、心揺さぶる出会いもあるはずです。ご支援をしてくださった方が自分に向けて伝えてくれる言葉の数々は、直接は就活に役立たなかったとしても、今後生きていく上で大きな助けになっていくと思いますね。

 

 

―――最後に、学生のみなさんへのメッセージをお願いします。

 

 

男性職員
「人生100年時代」と言われ、長い人生を生きていく中で、多様な経験を積むことが重要になるでしょう。いろんなところへ行き、さまざまな人に会い、経験を積み、学びを得ていく。そんな社会になっていくからこそ、一歩を踏み出す勇気を大事にしてほしいです。考えて行動しても、その通りにならないことも多いですから。考えすぎず、まずは行動してみる。そうすることで新しい道も開けるのではないでしょうか。

 

女性職員
私は学生のとき、社会に出ることを不安に感じていました。でも実際に飛び出してみたら、学生のときに見えていた世界が社会のすべてじゃないと感じたんです。自分が思っているより社会はやさしかったんですね。勇気をもって一歩を踏み出せば、それに値する経験や出会いのある世界ですから、ぜひ怖がらずに踏み出してほしいです。

最後に

いかがだったでしょうか。国際協力や社会貢献に興味のある学生の方はもちろん、自分の視野を広げたいと思っている方にぜひ挑戦してほしい環境だと感じました。

 

第8代国連難民高等弁務官を務めた緒方貞子さんは著書『私の仕事 国連難民高等弁務官の10年と平和の構築』の中で、「日本のあらゆる若い世代に、「何でも見てやろう」「何でもしてやろう」という姿勢を意識的にもってもらいたい」という言葉を残されています。この言葉は、今回の取材で伺ったお話につながる部分も多くあるのではないでしょうか。このインタビューを読んで少しでも感じることがあった方は、ぜひ新しい一歩を踏み出してみてくださいね。

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