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インタビュー 東京都の「デジタル人材」になった学生エンジニアの経験談
April. 28 2022 7:00 AM
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東京都の「デジタル人材」になった学生エンジニアの経験談

東京都 デジタルシフト推進専門員経験者 藤原 日向葵

2021年9月1日、内閣直轄の組織として「デジタル庁」が発足しました。新型コロナウイルスへの各種対応でも多くの課題が明らかになったように、「行政のデジタル化」が重要なテーマとなっているからです。そのため各省庁のみならず、各都道府県の行政機関でも「DX(デジタルトランスフォーメーション)」を推進する動きが加速しています。

 

世界有数の大都市の一つである「東京都」でも、デジタル人材の積極採用を進めています。今回ご紹介する「デジタルシフト推進専門員」は、週1~2日勤務から東京都のDX推進に貢献できる仕事であり、スキルがあれば学生の方もチャレンジすることが可能です。

 

今回は、2022年3月まで「デジタルシフト推進専門員」として活躍された藤原日向葵さんにインタビューを実施し、東京都のデジタル人材として働くやりがい、自身のキャリアに活きたことなどを語っていただきました。ぜひチェックしてみてくださいね。

 

<プロフィール>デジタルシフト推進専門員 藤原 日向葵(ふじはら ひなた)
プログラミングを知ったのは小学4年生のとき。地元の高校生が教える小学生向けのプログラミング教室を通じて興味を持った。中学3年生の冬頃から本格的にプログラミングの勉強をスタート。卒業後、自分のペースで勉強ができ、空いた時間にプログラミングなど好きなことができるという基準で進学先の高校を決めた。長期インターンを始めたのは、入学して間もない高校1年生のとき。Webサービスを展開する民間企業で、現在もサイト開発などに携わっている。

 

2021年1月からは東京都 デジタルサービス局のデジタルシフト推進専門員としての勤務もスタート。スキルを活かして都政のDXに貢献した。2022年3月、高校卒業とともにデジタルシフト推進専門員の勤務も終了し、2022年4月より民間企業にてエンジニアとして活躍している。プログラミングに限らず手先を動かすのが好きで、特技であるルービックキューブの自己最速記録は18秒。最近はトランプやコインなどの手品にもはまっている。

週1-2日でOK!デジタルシフト推進専門員の仕事とは

―――藤原さんは、高校3年生になる少し前の2021年1月から、東京都の「デジタルシフト推進専門員」として働いているそうですね。学生に限らず馴染みのない仕事だと思いますが、どうやってこの仕事を知り、なぜ挑戦しようと思ったのでしょうか。

 


この仕事を知ったのは、たまたまTwitterで見かけたからなんです。

 

長期インターンを始めたのは、高校に入学して間もない1年生の4月。好きなプログラミングのスキルを伸ばしたいと考え、民間企業でエンジニアのインターン生として働き始めました。会社で働くのが初めてだったので、最初は緊張しましたね。しかし、次第に働くことにも慣れ、徐々にできることも増えていく中で、他の環境で新しい経験を積んでみたい、自分のスキルを試してみたいと考えるようになったんです。

 


―――そこで、東京都の「デジタルシフト推進専門員」の募集を見つけたんですね。

 

 

はい。Twitterを見ていたところ、東京都の「デジタルシフト推進専門員」の募集を見つけました。当初は「こんな仕事もあるんだ」くらいの気持ちでしたが、調べるうちに興味を持ちましたね。求められるスキルは満たしていたものの、学生だけの募集ではなかったので、高校生の自分じゃ採用されないと考えていたんです。でも選考を受けてみないと始まらないしまずは挑戦してみようと。面接は緊張のあまり何を話したかほとんど覚えていないんですが、嬉しいことに採用通知をもらえたんです。

 

合格すると思っていなかったので、最初は驚きましたね。しかし、行政機関で働く、東京都で働くということをイメージしていく中で、ワクワクの気持ちが強くなっていきました。めったにないチャンスですし、コロナ禍でDX関連の話を聞く機会も増えている。さらに行政機関なら、より多くの人に影響のある仕事ができるんじゃないか。不安もありましたが、それ以上に楽しみな気持ちになったのを覚えています。

 


―――実際に働き始めて、「東京都」という職場はどのような環境だと感じましたか?

 

 

行政機関と聞くとかた苦しさを感じるかもしれませんが、そんなことはありません。特にデジタルサービス局は、民間企業をはじめ外部から入庁した方が多いんです。大手IT企業出身の方と働く機会もあったりして、いろいろ教えてもらえました。また、デジタルを推進していく人材が集まっていて、IT関連の話に強い人ばかりなので、技術に関するコミュニケーションも非常にスムーズに進められる環境です。

 

コミュニケーションについては、デジタルサービス局以外の方ともやりとりをする機会が多いのが特徴だと感じました。デジタル推進に関してさまざまな局から依頼が寄せられるので、こまめにコミュニケーションを取って業務を進めていく、相手の状況に合わせて業務を進めていくといった工夫は大事だと思います。

 

ちなみに働き方に関しては、リモートワークでも問題なく働ける環境が整っていました。僕は週2日勤務ですが、週1~2日の勤務で東京都のデジタル推進に貢献できるというのは大きな魅力ですね。また、登庁するのは月1回だけ。それでも特に困ることはありませんでした。Web会議やチャットツールなども用意されていますので、困ったときや分からないことがあるときもすぐ相談できて安心でしたね。

 

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自分の仕事が、多くの人の役に立っている

―――続いて、「デジタルシフト推進専門員」として働き始めてからのことを伺っていきます。まずは、働き始めてからの流れについて教えてください。

 

 

最初に全体向けの導入研修を受けた後は、さっそく実務を任せてもらいました。東京都におけるDXの現状や課題について説明を受ける。その課題解決のためにいくつものプロジェクトが動いていて、それぞれのプロジェクトについてタスク単位で業務が切り分けられている。こうした業務の中から自分ができそうなこと、やりたいことをチョイスし、各自で取り組んでいくという感じです。 僕はWebが得意分野だったので、Webに関する業務を中心にできるところから取り組んでいきました。

 

行政機関で働くのは初めてで、最初は不安もありましたね。しかし実際に働き始め、東京都におけるDXはまだまだこれから、課題も山積という状態だと分かり、自分にできることがいろいろあると分かったことは嬉しかったです。自分ができること、やりたいことを見つけて貢献していくという働き方も新鮮で楽しいと感じたところです。

 


―――学生という立場ながら、周りの社会人と変わらない業務を任されていたんですね。では、働き始めて戸惑ったことはありましたか?


 

大きくはないものの、行政機関ならではの特徴に戸惑うこともありました。例えば業務で使う端末がこれまでとは異なりましたし、チャットよりメール中心という文化には不自由さを感じました。個人情報を含め重要な情報を扱っていることから、ネットワークの構成などにも違いがあって。こうした点は慣れるまで大変なところもありましたね。

 


―――「デジタルシフト推進専門員」としてさまざまな経験を積んでこられたと思いますが、思い出に残っている仕事にはどんなものがあるでしょうか。

 

 

一番印象に残っているのは、新型コロナウイルスの情報サイト、ワクチンに関する情報サイトの開発に携われたことです。自分が普段目にしているもの、利用しているものを開発するというのは非常にやりがいがありました。自分の仕事が多くの人の役に立っていることを実感できましたね。

 

僕が担当した業務の中には、東京都が保有する内部データをオープンデータにし、誰もが使える公共的なものにするというものもありました。データの扱い方などかなり慎重さを求められる部分もありましたが、そこに関われたことはエンジニアとして貴重な経験になったと感じています。

 

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民間企業や行政機関で働いたことで気づいたこと

―――民間企業での長期インターン、東京都のデジタルシフト推進専門員として働いたことで気づいたこと、良かったことには何かありますでしょうか。


 

いろいろな環境で働いたことで気づいたことは、主に3点あります。

 

 

―――多くの気づきがあったのですね。では、順番に教えていただけますでしょうか。

 


1点目は、目の前に当たり前にあるサービスが、誰かによってつくられ、支えられていることに気づけたことです。行政機関が私たちに提供してくれているものって、毎日の生活になくてはならない「インフラ」ですよね。そういったインフラを行政機関がどのように提供しているのか、普通に暮らしている中ではなかなか気づけないと思うんです。しかし、東京都のデジタルシフト推進専門員になり、いわば内部からそれを見たことで、自分たちの生活がどう守られているのかを知ることができました。学生のうちからそれを経験できたのは、とても貴重なチャンスだったと感じています。

 

 

―――行政機関で働いたからこそ気づけたことだと言えそうですね。

 


2点目は、異なる働き方を経験することで成長を実感できたことです。最初の長期インターン先である民間企業では、働くこと自体が初めてだったこともあり、まずは先輩社員のもとで指示された業務に取り組むところからのスタートでした。経験を積み、できることが増えていく中で難易度の高い業務も任されてもらえるようになりましたが、基本的には任された業務に取り組むスタイルだったんです。

 

東京都では、目の前にやるべきことがたくさんあって、自分にできることを見つけて取り組んでいくスタイルに変わりました。自ら仕事を取りに行き、解決方法も自分で考える。難しさも感じましたが、ひとつ上のレベルに上がれた気がします。どちらが良いというより、成長に合わせていろいろな働き方を経験できたのが良かったです。

 


―――どちらが良い悪いというのではなく、藤原さん自身の成長に合わせた働き方ができたことで、成長スピードも加速したのだろうと感じます。

 


3点目が、将来やりたいことの基準が明確になったことです。もともと長期インターンを始めたのは、好きなプログラミングをもっと勉強したいというのがきっかけでした。しかし実際に働いて、例えば新型コロナウイルスやワクチンの情報サイトの開発に関わったことで、「より多くの人の役に立てることを自分は何より重視するんだ」という軸がハッキリしていったんですね。結果、就職活動でいろいろな企業を研究する際も、「この企業はどれだけの人に何を提供しているんだろう」ということを詳しく調べるようになったんです。これは実際に働いたからこそ気づけたことですし、就活で企業探しをしていく上でも納得のいく選択ができることにつながったと感じています。

 

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最後に

いかがだったでしょうか。行政機関で働く「デジタルシフト推進専門員」と聞いて、難しそうというか最初は具体的にイメージできないところもありましたが、お話を聞く中で貴重な経験を積める環境だということが伝わってきました。学生時代に身につけたスキルを活かしてみたいという方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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