注目のIT企業・メタップスで、長期インターンに参加する魅力
株式会社メタップス 人事総務部 人事担当 香東 真琴
インターンシップと聞くと、参加した学生向けに用意されたプログラムに取り組むイメージがあるのではないでしょうか。しかし、長期インターンシップは違います。3ヶ月以上にわたり、企業の社員と同じような業務に取り組むことになるのです。
今回取材をしたメタップスさんも、長期インターンシップを積極活用されている企業の一社です。インターン生を「一緒に事業を成長させていく一員」として迎え入れ、社員と同じような業務を任せているほか、学生ならではの視点で組織を活性化させることも期待されています。
こうしたメタップスさんの長期インターンシップの活用状況について、人事グループで採用や採用広報などの業務を担当されている香東さんにインタビューを行いました。メタップスの事業内容、長期インターンシップの活用状況、インターンシップに参加する魅力、学生へのメッセージなど詳しく語っていただいていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
<プロフィール>香東 真琴(Makoto Kodo)
教育学部卒。もともと教師志望だったが、教育実習を通して「人に何かを伝える楽しさ」「その過程を考える企画のやりがい」を感じるようになり、いずれ教師になるとしてもまずは社会人経験を積んでおきたいと一般企業への就職を決意。興味のあったIT業界やEdTechなどをキーワードに就職活動を行う中でメタップスと出会い、2020年4月に入社した。現在は人事グループにて採用業務やオウンドメディアの企画執筆などの採用広報業務に従事している。
社会をリードする「ファーストペンギン」に
―――2021年7月には渋谷スクランブルスクエアにオフィスを移転するなど事業成長に向けて着々と施策を実行していますが、学生の方々にとっては事業をイメージしにくい部分もあると思います。まずは、会社のことから教えてください。
メタップスは、「テクノロジーでお金と経済のあり方を変える」というミッションを掲げ、さまざまな事業を展開している会社です。
世の中のデジタル化が進み、人工知能やブロックチェーンといった新しい技術の誕生によって、経済のあり方も大きく変わろうとしていますよね。メタップスはこうしたテクノロジーやノウハウを利用しデジタル化を推し進めることで、経済のあり方、経済の中心となっているお金のあり方を変えようとしています。
というのも今の時代、お金がないと何もできなかったり、諦めないといけなかったりすることも多いですよね。そんな風にお金に縛られる生活や、制約の多い世界を私たちは変えていきたいと思っているんです。世界中に埋もれている価値を有効活用し、誰もが本当にやりたいことを実現できる社会をつくりたいと考えています。
こうした想いから、現在は「ファイナンス事業」「マーケティング事業」「DX支援事業」の3事業を展開していますが、社会の変化や時代のニーズに対応しながら、柔軟に変化をしていく考えです。過去に例のないスピードで世の中が変化しているタイミングだからこそ、自分たちの強みを活かしつつ、社会の変革をリードしていく存在になれたらと思っています。
―――「社会の変化」に合わせて進化し続けているということなのですね。では、今の社会、今の時代についてどのように捉えていらっしゃるのでしょうか?
「自律分散社会」に変わっていくフェーズだと捉えています。一人ひとりが企業や組織に捉われることなく、権限と責任を持って生きていく社会ですね。その権限には、働き方や住む場所の自由、教育を選ぶ自由などさまざまなものがあると考えています。
新型コロナウイルスの影響などもあり、企業のリモートワークや大学のオンライン授業が一気に進んだり、それにより地方に移住する人が増えたり、企業や行政のDX化が進んだりと、社会が一気に変化しました。今後は、個人のやりたいこと、実現したいことがより尊重されるようになっていくでしょう。
こうした中で、お金のあり方をはじめ社会の変化の制約になるものを、メタップスのテクノロジーやノウハウで解放していきたい。自律分散社会の到来に向けて、社会をリードしていく存在になりたいというのがメタップスの目指す姿です。
―――社会をリードする存在になっていくため、大事にしていることは何でしょうか?
社内でよく言われているのが、「ファーストペンギンになっていこう」という話です。
社会をリードしていく存在になるには、いろいろ新しいことにチャレンジしていくことが必要です、一方で前例のないことに挑戦する際には、周囲からの反発にあったり、法律や規制に阻まれたりすることも少なくありません。もちろん、新しいことを始めるがゆえのリスクもありますよね。
そういったことを恐れ、チャレンジしないのではなく、多少のリスクを負ってでもメタップスが道を切り拓いていきたい。そして私たちが切り拓いた道を、他の企業や業界全体が進んでいき、結果として社会がより良くなっていけばいい。私たちはそんな役割を担うことを目指していますし、今いる社員たちもこうした想いに共感して入社している人が多いと感じています。そのため社内のミーティングでも、「前例がないからやめておこう」「不安だから様子を見よう」というより、「どうしたらできるようになるか」を考え、発信してくれる人が多いですね。
インターン生は、「一緒に事業を成長させていく一員」
―――メタップスさんの目指すビジョンや大事にしていることが分かりました。ここからは、長期インターンシップの活用状況について伺っていきたいと思います。
長期インターンシップは、2014年から活用しています。部署もさまざまで、営業からエンジニアまでいろいろな職種で受け入れを行っています。現在はコンサルタントやマーケティング、社長直下のポジションで6名のインターン生が活躍していて、2021年8月からも営業のインターン生を新たに2名受け入れました。
―――長期インターンシップを導入されているのは、どのような狙いなのでしょうか?
事業成長を社員と同様の目線で体感してほしいというのが一番の狙いです。ビジネスの面白さを少しでも理解してくれることを期待しています。
インターン生には、長期インターンシップを通じてメタップスに興味を持ってほしい、入社したいと思ってほしいのはもちろんですが、それだけには限りません。メタップスで経験を積むことで、将来的に他の企業に入社しても活躍できる人材になってくれたら嬉しいなと考えています。
もうひとつ期待しているのが、組織の活性化です。当社では多くのサービスを提供しており、それぞれを少数精鋭体制で運営しているのですが、ずっと一緒に仕事をしているとどうしても意見が偏ってしまうことがあるんですね。そこでインターン生ならではの新鮮な意見を出してほしい、組織に新しい風を吹かせてほしい…といったことも長期インターンシップ導入によって実現したいと思っています。
―――学生にとって、メタップスの長期インターンシップに参加する魅力とは何でしょうか?
一番の魅力は、非常に裁量権が大きく、自分がやりたいことをどんどん実現できることです。各部門が少数精鋭体制で仕事を進めていて、一人ひとりの背中を押してくれる文化があるので、「やりたい」と発信したことを叶えられるチャンスが大きいんですね。
実際、当社ではインターン生用に業務を切り分けるというより、社員と同じような仕事をしてもらいながら、学生ならではの視点を出しつつ、ともに事業を成長させていく存在としてインターン生を見ています。ですので、仕事をする上で触れる情報も社員と一緒ですし、チームミーティングやクライアントとの商談にも普通に入ってもらいます。最初こそしっかり研修は行いますが、以降は社員とほとんど変わりません。インターン生というより「一緒に事業を成長させていく一員」として受け入れています。
このように社員と同じように仕事を進めるので、インターンシップを通じて得られる経験としても貴重なものになると思っています。上からの指示に沿って取り組むだけでなく、自分で考えて進める、自分のやりたいことにチャレンジできる、その成果を見届けられるというのは他にはない経験になるでしょう。
また、今までにないサービスを提供し、経済のあり方を変えていこうとしているからこそ、最新のテクノロジーに触れたり、社会の最前線を知ったりすることができるのもメタップスならではの魅力だと思います。今いるメンバーも最新のトレンドやテクノロジーへのアンテナが高いので、日々の雑談の中でそういった話題を話す機会も多いでしょう。こうした点からも刺激の多い環境ではないかと思っています。
―――かなり魅力的な環境ですね。魅力的ゆえに、心配なのが学業との両立なのですが…
その点についても心配ないと思います。
現在活躍しているインターン生で言えば、週あたり3~4日ほど勤務しているメンバーが多く、フルタイムで勤務する日もあれば、授業がある日は3時間だけ勤務という日もあります。自宅で働くリモート勤務も可能ですので、「朝勤務して、お昼に授業で抜けて、夕方からまた勤務」といった働き方も可能です。自分が入りたいときに比較的自由に働けるようにしていますので、学業との両立も難しくないと思いますよ。
求めているのは、「自走できる人」
―――ここまでのお話で、メタップスさんの長期インターンシップに興味を持った学生の方もいると思います。実際に参加した際、期待する行動はどんなものでしょうか。
学生だから、インターン生だからと遠慮するのではなく、どんどん前に出て、積極的に行動し、自分自身の成長を掴み取ってほしいと思っています。仕事に全力で向き合ってくれると嬉しいです。
メタップスの長期インターンシップは、黙々と手や足を動かすというより、頭を使う仕事を任されることが多いんですね。目の前の仕事をただこなすのではなく、もっと良いサービスにするにはどうすればいいだろう、お客様の声をどのようにサービスに活かせばいいだろうと考えることが多いんです。だからこそ、社員に負けないくらい高い熱量を持って取り組んでくれることを期待しています。
そういった日々の頑張りは、時給アップなど評価にもしっかり反映します。社員からのフィードバックも日々受けられますので、いろんな場面で自分の成長を客観的に実感できるでしょう。メタップスで働くインターン生の活躍ぶりを見ると、私自身も「学生のときにやっておけばよかった」と思うくらいですから。
―――求める人物像についても教えてください。
いろいろありますが、一番は「自走できる人」です。ここまでお話ししてきたように、メタップスでは上から指示された仕事に取り組むというより、「自分がこういうことがしたい」という仕事を見つけ、主体的に行動できる方を求めています。指示待ちタイプではなく、自分で考えて行動できる方には面白い環境だと思います。
他にあげるなら、成長意欲の高い人、コミュニケーション好きな社員が多いので人と話すのが好きな人、新しいことにチャレンジするのが好きな人にはピッタリです。
―――最後に、このサイトを見ている学生へのメッセージをお願いします。
まず長期インターンシップに興味を持っている時点で、とても良い目を持っていると思います。メタップスにはやりたいことを実現しやすく、新しいことにチャレンジできる環境がありますので、「社会の最前線に触れたい」「自分のキャリアと思いきり向き合いたい」という方はぜひ長期インターンシップへの参加を検討してほしいです。
一方で、自分のやりたいことがまだ分からないという学生の方も多いと思います。私自身、就活を始めたころはぼんやりしていた部分がありました。しかし就活を通じていろんな経験を積むなかで、自分がやりたいことを明確にしていくことができたんです。学生時代は、たくさんの選択肢の中からさまざまな経験を積める貴重なタイミング。やりたいことができる環境を最初から見つけるのは大変かもしれませんが、ぜひ積極的にいろいろなことを経験し、自分に合う環境を見つけてほしいと思っています。
周りの目を気にして会社を選ぶのではなく、自分がやりたいことができる会社を選んでほしいです。メタップスの場合、特にエンジニア社員などはそうなんですが、趣味の延長線上で仕事をしている人も多いですから。無理をして働くのではなく、自然体でのびのび働ける環境を見つけてほしいと考えています。
※株式会社メタップスで活躍するインターン生のインタビューはこちら
最後に
香東さん自身も「学生のときにやっておけばよかった」と話す長期インターンシップですが、取材者自身もいろいろな企業でお話を伺う中で、「学生時代に長期インターンシップに参加していたら」と感じる機会は少なくありません。それだけ長期インターンシップには成長のチャンスがたくさん詰まっていると感じます。インタビューを読んで長期インターンシップに興味を持った方は、ぜひ参加を検討してみてくださいね。