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キャリアバイター 山根寛之
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本気で人と向き合うことの、 楽しさと恐さを学んだ

塾講師とはどのようなお仕事ですか?

受験という面で一人の人生を左右するという意味では、重くて恐い仕事だと思います。特に受験生に対し、自分が受け持つ教 科が足を引っ張るわけにはいきませんから、責任を背負う感じがすごくあります。でもだからこそ生徒と真剣に向き合うので、自分が力になれて、いい意味で生徒の人生に影響を与えられたと思える瞬間の喜びは大きいです。

生徒の「素直=シビア」な評価が成長につながる

成長を感じる点はどんなところですか?

相手に理解してもらえる話し方ができるようになったことが、一番大きいですね。塾講師はいくらインプットできても意味が 無くて、アウトプットできて始めて価値を持つ仕事です。
もし伝わってなければ生徒の成績や態度など目に見える形ですぐに分かるので、自分のコミュニケーション力が 本当にシビアに評価されます。でもそういう環境にいたおかげで、試行錯誤ばかりでしたが普段からアウトプットを前提に考える癖がつきましたね。

具体的にはどのような試行錯誤があったんですか?

相手に理解してもらうには、内容を分かり易くするだけじゃ足りません。良いコミュニケーションには、「難しい内容を分 かり易くできるか」と同時に「聞く姿勢を 相手に持ってもらえるか」という二つの要素が重要になってくると思います。例えば授業でも表情や声、振る舞い方で、生徒の姿勢や理解が大きく違ってきますので、授業の際はいつも自分自身も楽しみながら活き活きと伝えることを意識していました。
また他にも生徒の好きな漫画やお笑い番組を観てコミュニケーションのきっかけにしたりし、どうしたら自分の話に興味を持ってもらえるかを常に試行錯誤していまし た。いつも「相手の目線に立つこと」を頭に置いていましたね。言葉にすれば月並みですが、塾講師を通じてこれらを肌で学べたことは僕にとって大きかったです。

「与える仕事」を体感してほしい

塾講師をやろうかと考えている人にメッセージをお願いします。

僕には尊敬する人がいるんです。中学のときの塾の先生なんですけど、今思うと間違いなく大学生でした。
この人が、めちゃくちゃ面白いうえに知識もバンバン入れてくれていた。今、自分が同じ立場に立ってみて、改めてすごい先生だったんだなぁと感じています。「受験」という知識の大波を越えてきたばかりの大学生だからこそ、 伝えられることがたくさんあると思います。
生徒たちとかけがえのない時間を共有 して、机にかじりついてする“ お勉強” だけでなく、彼らの人生に影響のあるであろう多くのことを「与える仕事」のすばらしさを体感してみて下さい。

山根 寛之(やまね ひろゆき)
2008年早稲田大学法学部卒業。茨城県つくば市出身。大學2年の春から卒業まで某学習塾に講師として勤務。小〜高校生の集団授業と個別授業に加え、新人研修などを任されるチーフ役も担当。4月からは大手損害保険会社に勤める。